今年がモーツァルト・イヤーだなんて誰が決めたんだよ、と言ってみる。

2006年03月06日 21時48分00秒 | 巻八 ショスタコーヴィチが私に語ること
今年西暦2006年は、モーツァルト生誕250周年。
いや、そんなことより大事なことがある。
ショスタコーヴィチ生誕100周年という、
超記念すべき歳だ。

9月25日はドミトリィ様の誕生記念日。
だから当ブログは、
圧倒的に2006年9月25日を人民の祝日と制定している。
いや、そう決めた。9月まで忘れなければね。

そんなわけで今日の一曲。
ショスタコーヴィチ「交響曲第11番ト短調《1905年》」
ロジェストヴェンスキー指揮ソヴィエト国立文化省交響楽団(1983)。

言わずと知れた?自分のgoo ID。
すなわちこのブログのテーマ曲(なのかよ)。

ロシア第一次革命、いわゆる「血の日曜日」を描いた、
壮絶で残酷で冷静で深遠なる叙事詩。

ところでこのロジェヴェン氏の演奏、最近始めて聴いたのだが、
第2楽章のテンポの遅さは特筆に価する。
民衆が軍隊の掃射の前に倒れていくシーン。
それをここまでじっくりゆっくりやってくれるとは。
むしろ快速で描いてくれたほうがまだ救われる。
救いのなかなか見えない、そんな絶望の描写。
終楽章も、決して将来への前向きな希望なんてない。
気がつけば悲痛な現実という底なし沼の淵に。
聴き込んでいないので、こんな抽象的なことしか言えないけど。

この曲に限らず、
ロジェヴェン氏の交響曲全集はいろんな意味で面白い。
ひとつの歴史的記録なのかな。

-------------------------------------------------

過去の主なショスタコ・エントリ一覧
「ショスタコーヴィチ★ランキング」
「交響曲第4番(ピアノ版)」
「DSCH!」
「仙台フィル 207回定期」

密かに尊敬するショスタコサイト
「反形式主義的ショスタコーヴィチ研究会」さん

この演奏に言及したブログ発見しました。
「Blog in 清流の私的オモチャ箱(クラシック)」さん

コメント (2)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 一青窈さん×永田寿康議員 | トップ | ぁまぃもの。 »
最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (清流)
2006-03-07 01:02:51
拙ブログへのTB&コメントありがとうございました。

この演奏は、遅いからこそ怖いのでしょう。私もそう思います。

ロジェストヴェンスキーの全集は聴きごたえ(歯ごたえ)のある演奏が多いですよね。私は4番と9番が一番好きです。



それでは失礼します。
返信する
ありがとうございます。 ()
2006-03-07 22:44:33
4番はいいですね。

第1楽章のフガートなんかだいぶ凄まじいと思います。

あと、ロジェヴェンで印象的なのは6番です。



…なんて語れるほど聴いてはいないんですが。
返信する

コメントを投稿