わが闘争 (上下巻) 角川文庫角川書店このアイテムの詳細を見る |
まず。
専ら第三帝国が巻き起こした、かの戦火と暴虐の犠牲者に、まじ哀悼。
あと、自分はネオナチでは、決して無い。
---------- キリトリ -----------
ヒトラーは言う。
「大衆を煽動するなら夜!朝はダメ!やめとけ!」(意訳)
朝はみんな意識がシャキッと?してるから、集団催眠みたいな効果も期待できない、ということか?
なんとなく納得してしまう。
女のこを口説くのも白昼よりか夜がよさそうだし(不謹慎)。
結局難解な内容についていくのが精一杯だった。
なぜ彼がユダヤ人をあそこまで憎むのか、
なぜ彼があそこまでアーリア人至上主義なのか、
なぜユダヤ=共産主義=国際金融の陰謀、という図式がああも容易く断言できちゃうのか。
…全然わからない。たぶん読解能力不足。
自分の理想とする闘争を完遂できないドイツ国民は
滅びるのも止むを得ない、みたいなことを、
死の直前のヒトラーは考えてた。(典拠は…あとで思い出す。)
自分を(民主的な選挙で)選んだ民衆が、選んだ破滅だ、
とも考えてた。
そういった彼の思考は、権力奪取前に書かれたこの「わが闘争」においても雰囲気として漂っている、気がした。
---------- キリトリ -----------
国民に漂う閉塞感。
周辺諸国との軋轢。
悪いのはベルサイユ条約だ!という「外へ向けた矛先」。
なんでユダヤ人がドイツを仕切ってるんだ!という「内へ向けた異端視と憎悪」。
そしてとにかく、カリスマ性を帯びた(と思われてるような)指導者。
熱狂する民衆。
よく言われることではあるが
現在のどっかの国と似てる状況、と言えなくも無い。
ほら、次期総理有望とか言われてるあのお方。
試しにチョビ髭描いてごらん。
…似てる。絶対似てる。
この話は受け売りで、
確か読んだのは週刊金曜日だったような気がするけど、違ったら謝ります。ごめんなさい。
似てるのは顔だけにしておいてくれ。
1/14に4,800ライヒスマルク(税別)。
東京出張時に秋葉原でポスター見たの忘れてた。
回し者ではありません。