一青窈「翡翠」

2006年01月05日 21時28分58秒 | 巻二 起居注
「指切り」は、よい。
「さよならありがと」も、とてもよい。
「アンモナイト」も、大好き。
「&」は、傑作だと絶対思う。

そんなイマ、だからこそ?
一青窈さんの名曲「翡翠」の味わい深さがむしろ身に沁みる。

今日通勤途中で聴いて、「梅雨入り」ドキの歌なのに
今の季節にもいいなと。

翡翠。かわせみ。
翡は雄、赤羽。
翠は雌、青羽。
(註1)
翡と、翠
彼「と」彼女。
「&」、の世界。



イマの 僕の その気持ち
きっと永劫ではありえない、そのキモチ

次の風が 吹いたなら
あっという間に 吹き飛んで
全然別の僕が そこにいるのかも。

そして自分も移ろいゆく
絶対とか、普遍とか
揺るぎないはずの この城も
砂の楼閣と 気づくには
余りに遅く 余りに淡い。

淡くあわい この瞬間
せめてこの気分を、どうか。



(註1)
角川書店「新字源」及び
東京研文出版「支那文を読む為の漢字典」より。

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