一青窈「BESTYO Free CONCERTYO」

神は信じない。
運命をも、さほど信じない。
なら、きょう目にした光景は一体なんなんだろうか。

ハナミズキを歌う一青窈さん。
クライマックスのサビの部分で、
それまで曇天がかっていた空が一転。
突然雲間から太陽の光がステージに降り注ぐ。
まるで、曲に合わせたかのように。

一瞬演出の照明かと思ったが、
武部さんが眩しそうに西日の方向を振り向いたから、
そうではないことが分かった。

一青窈、森羅万象を司る。
…んな訳はないが。

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きょう目にしたことの、一割程度を
忘れないように書いておこう。
言葉は所詮、全部を伝えること能はず。

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席は7列目7番。ラッキーセヴン。
端っこ気味だが、半円形の会場なので十分過ぎるほど至近距離。
観客で一番目立っていたユニークな彼の後方だった。
周りはみんな一青堂の当選者（たぶん）。
シングル権利なので、みんな他人同士という妙な感じ。

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曲目。
大家
（さすが、「♪よみうりランド～」から歌いだす。）
うれしいこと。
一思案
月天心
指切り
（やっぱり照明は赤。）
翡翠
（自身の恋バナあり）
かざぐるま
てんとう虫
もらい泣き
江戸ポルカ
（にゃんこダンス初体験。）
ハナミズキ
―以下、アンコール。
冬めく
（新曲！ここで総立ち。「アンモナイト」？を思わせる海苔のいい曲）
さよならありがと
アリガ十々

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午前中から、リハーサルの歌声が遊園地に響く。
姿は見えないが、だいぶ得した感じ。

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「よみうりランドの観覧車」
大家の歌詞。
当然のように乗ってみる。
高所恐怖症なので少々恐怖。

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会場特典。
てんとう虫のDVD。
全然関係ないが、
サインしたというランドドッグのぬいぐるみはどうなったんだ（笑）

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CDとかを現地販売している。
皆さんどしどし買ってオクレ。

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自分の位置から観ると、
一青窈のバックに絶叫マシーン「ホワイトキャニオン」。
走行音と悲鳴が合間に聞こえる。
なかなかシュールな組み合わせ。
あのタイプの乗り物は見るだけで具合悪くなるが。
当然乗らなかった。

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一青窈は
最後の「アリガ十々」で号泣していた。
俺もややもらい泣き。
というか、
LIVE冒頭からなぜか涙腺緩む。

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この無料LIVE。
1万円でも払う価値はあった。

我々ファソにとってはある意味プレゼントだし、
一青窈を深く知らない方にとっては、
いろんな面に触れる機会になったのだろうか。
ようわからんが。
きょうで、
少しでも一青窈のことを好きになった人がいたら、
少しうれしい。
ようわからんが。

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一青窈は
アリガ十々と言った。
でも自分は、
その百倍のありがとうを言わせてください。

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ほら、やっぱり、
感じたことの１％も語れていない。


このポスターを盗まなかった自分はオトナだ。