都会の森(マーラーにみる)

2012年05月29日 00時00分55秒 | 巻九 マーラーが私に語ること
見てたなあ。あの頃はドラマ好きだった。
徳永英明出てたね。「壊れかけのRadio」。

Symphonies Nos 1-10
クリエーター情報なし
EMI Classics


マーラーの音楽には、
自然界の音を楽器演奏で再現しようとしたものが少なくない。
山羊(と俺は勝手に解釈してる)とか鳥とかの動物もしかり。

仕事帰りに交響曲第1番を聴きながら、
中央通りの交差点を渡った。

ちょうど第1楽章のカッコウと、
信号機のカッコウ風味の音響装置。
うわー シンクロや。

マーラー先生はどう思うんだろう。
100年後の世界では、
路上の信号機でカッコウが歌っている。
そこからなにかインスピレーションを受けたりするんだろうか。

マーラーの1番は、どうしても「朝」のイメージ。
白み始めた空と、「これから始まる何か」への期待、希望。

でも、黄昏時に聴くのも悪くない。

なんていうか、
「夜」という「街の第二の表情」が生まれる時間帯、
それもある種の「朝」だよなあ。擬似的な意味で。

そんなことを考えたり、考えなかったり。

---------- キリトリ -----------

ベルティーニの第1番。

もうとにかく、
第三楽章だけでも聴く価値あり。

ねっとり濃厚(テンシュテットとは違う風味で)。
これでもかとばかりに歌わせます。

好き嫌いはわかれるかも知れんが、
俺はこういうのも大好き。

そして何度でも言うけど、
ケルン放送響のシンバルの音も大好き。

---------- キリトリ -----------

都会、と言っていいのかちょっと躊躇うけど。仙台の場合。
もし都会の杜を感じたいなら
ぜひそこでマーラーを聴いてみるがよろし。
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