ブルックナー「交響曲第５番」

世の中には、それを言っちゃ…ということがある。
自分にとっては、
「ブルックナーの交響曲ってたいがい同じに聴こえるよね。」
だ。　あーあいっちゃった。てか前にも言ってんだけど。

先日、恥ずかしながら初めて交響曲第５番を聴く。
ティーレマン指揮　ミュンヘンフィル。

大曲らしいという予備知識があったせいか否か
壮大な響きに惹かれる。←陳腐な感想。
最も宗教的とかオルガン的とか言われてるみたいだが
そんなことは別にしても
ぶるっくなー的劇性がここまで強いと、自分としてはよい意味で参りました、と。

自分の思うブルックナーの魅力の一つに、
時々顔を出す残酷なまでに激しい「野性味」があるんだけど
この曲の終楽章にはそれが詰まってた、と勝手に考える。
要は、カ　ッ　コ　よ　い　のだ。
でもアダージョは相変わらず　う　つ　く　し　い　のだ。
…こんな陳腐化した感想書く意味があるのかな（欝

そういうわけでこの５日ぐらい毎日聴いてた５番、
でも、実はあまり頭に残ってない。
とっさにアダージョの旋律歌ってみろ言われてもできません。
ブルックナーは自分にとって、そんなひと。
自分の聴き込み不足というか理解の浅さというか。
結局全部同じなんだもどぃあお；ｈｃｘｈｗｎ
…何番の何楽章、と聞いて具体的イメージがなかなか湧かない。
ここ１０年以上ずっと聴いてる７番は別にして。

じゃぁお前はショスタコの「バビヤール」の４楽章、と言われてすぐ思い浮かぶのか、
マーラーのシンフォニーは全部大丈夫か、と言われると
ムリぽ..._〆(゜▽゜*)

全部記憶すりゃいいってもんじゃないだろーが
ちょっと悔しく情けない。
だって自分に残された時間は
音楽を聴ける時間は
たかだか数十年しか残されていないのだから。ひぇー。

そんなこんなで、
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それにしても５番の終楽章は、かっこよい。
散々聴き慣れてるはずのブルックナーの語り口が
またもやここで自分に鳥肌を誘った。
ティーレマン盤で言う22分50秒あたりから終局への流れとか。