毎年、この時季に聴きに行っている。
ベートーヴェンの交響曲第9番。
このような恒例行事に参加することはあまり好きではない。
好きではないが、血が疼く。
カレンダーが残り少なくなってきたこの頃には、ベートーヴェンのこの楽曲を聴くべきだと。
今年は、特にもいろいろあった。公私ともに。
自分的には、最悪の災難が巡り来る一年であった。
そして、世界的にも、あまりに悲惨で非合理で無慈悲な戦争が始まった恥ずべき一年であった。
そんなこんなで、いつもこのベートーヴェンの交響曲を聴く際には、心がそぞろである。漫ろ。
この一年の嫌なことを頭のなかで振り返ったりしている。
悦ばしい音楽。
博愛。愛そう。こんな自分でも。
全てを許そう。こんな自分でも。
歓喜、歓喜、歓喜。ブラボー。
追伸。
カップリングの、たいようオルガン。
一切の予備知識を廃して聴き及んだ。
うわ、すごい。
圧だ。音圧。トムトム。
ありがとうこの一年。偽装平和に感謝。
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