朝からワケわからん何かを撒き散らしてる気がする武田鉄矢

文化放送の、武田鉄矢の今朝の3枚おろしという番組。
当地宮城では毎朝8時50分ごろの放送である。

金八は、ここのところ原発問題にご執心だ。
なんでも４，５冊の書物を猛勉強したらしい。

多少意訳しながら気になった発言を順不同で並べると、
（カッコ内は俺の突込み）


太陽から自然に降り注ぐ放射線にも発がん性があると言われている。
原発をなくしても、生きていく中で発がんの危険性は消えない。
（太陽はあくまで自然のものであり、この星にいる限り不可避。
　完全に人工的で、作らないという選択も可能な原発と同列に並べるのはおかしい）

チェルノブイリ事故の放出放射能による直接の死者は数十人に過ぎない。
甲状腺障害はもともとこの地域で多発していたという説がある。
（結果的に、原発事故を過小評価の方向に印象付けている。
　チェルノブイリの引き起こした広範な社会的生物的経済的悪影響をスルーしており、
　恣意的としか思えない。または純粋に無○？）

日本でも過去に「安全な原発」が開発されたが、
安全な原発に置き換えるということは現在は危険なのか、という
感情的な反原発論によって封殺された。
（そもそも「安全な原発」って何ですか。
　クリーンな戦争とかと同じレベルの珍説。）

日本の原発の不幸は、
推進派の安全神話と反対派の暗黒神話の二項対立に陥ってしまったこと。
（現状の結果が雄弁に語っている。
　反対派の論が証明されたという結果が。）


まだまだある。もう、書ききれないｗ

武田鉄矢がハナっから「原発維持」を唱えたうえで語っているのなら、
俺も「ああそういう人ね」で納得するところ。

問題は、金八が「自分は推進でも反対でもない。ニュートラルな立場で勉強してます。」的に公言しながら、
結果的に「こんな惨状のなかでも未だに原発推進」派の片棒を担いだ発言しかしていないことだ。
それが意図的なら十分批判に値するし、
無意識なら人間的に問題あり。

太陽の放射能と同列に論じたり、
両極神話論をもちだしたり、
この人は「相対化」が好きなんだな、と思う。

で、この相対化ってやつが曲者。

一見フェアなようで、結局は現状追認になってしまう。
相対化自体が問題なんじゃなく、武田の相対化論法に問題があるんだと考えるが。

まずは、福島の住民の現状に目を向けるべきだ。虚心坦懐に、シンプルにね。
ここは、敢えて感情論と絶対化が大切なのだ。
※福島だけじゃなくこちら宮城県南もお忘れなくｗｗｗ

悪いものは、悪い。と。
憎むべきものは憎いのだ、と。

あ、そうそう。こう言うと金八はこう言うだろう。
福島第一で奮闘している作業員への敬意を忘れるな。悪者にするな。と。
（実際ラジオで同趣旨発言あり）

あのさ、、それは別問題だろ。
現場もある意味犠牲者。特に下請けとか孫請けとかね。

原発っていうのは、
内国植民地主義そのままだよ。
沖縄の基地と同じ。


週刊金曜日の山本太郎のインタビューには感動したわ。
鉄矢氏には、メロリンＱの何かを煎じて飲む必要…はないか。あほくさｗ