ブルックナー「交響曲第9番ニ短調」

2006年02月16日 23時36分00秒 | 巻七 ブルックナーが私に語ること
ブルックナー : 交響曲第9番ニ短調
バーンスタイン指揮、ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団


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ブルックナー最後の交響曲。
完成したのは第3楽章までで、フィナーレは未完に終わった。

この曲を、ブルックナー屈指の作品に挙げる意見も少なくないみたい。

自分は、あくまでも自分個人は、さほどの肩入れはできない。
ブルックナーの交響曲は、後期の8番、9番と進むにつれ、
あまりの浄化された美しさと、近づきがたいばかりの崇高さが感じられて、
ちょっと足を踏み入れることに戸惑ってしまう。
ましてこの9番は、調性音楽の限界点などとも言われ、
現代音楽の「難解さ」さえ感じさせるからなおのことだ。
もちろん美しい音楽であることに変わりはないのだが。

それにしても、矢張りフィナーレも含めた完全版を聴きたかった。
(復元版はあるけれど)

いずれにせよ、ブルックナーの交響曲をいまだ全部聴いたことない癖に
知ったようなことは言わない方がよいということか。

過去記事
《ブルックナー 交響曲第7番より(ピアノ版)》
《ブルックナー「交響曲第5番」》
《ブルックナー「交響曲第4番 ロマンティック」》
《ブルックナー「交響曲第6番」》
《ブルックナー5番を、「観る」。》
《クナッパーツブッシュの5番「改竄版?改訂版?」》
《ブルックナー「交響曲第7番ホ長調 『鐘』」》

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