バーンスタインの八番(映像)

2011年09月23日 16時05分11秒 | 巻九 マーラーが私に語ること
我が家において毎週勝手に開催されているマーラーチクルス。
3回目の本日は交響曲第8番。

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一般的に流布している11曲のマーラーの交響曲のなかで、
最も親しめていない曲である。
(ああ なんと生意気な発言であろうか。)

やたらと大層な大音響、合唱独唱の占める位置、
そして宗教色の濃いテクスト。

正直すぐ満腹感を感じてしまい、
最後まで緊張感を持って聴いたためしがない。
要は、寝てしまうのだ。

ちなみに、第2番も俺にとっては全く同様で、
2番と8番という両巨頭はなんとも食えない大曲だ。
ん?「食えない」の用法に誤りありか?

それでもって、映像で見る「千人の交響曲」。
実はテンシュテット盤で経験済みなのだが、
それでもいまいち退屈なことに変わりがない。
なんとも俺の「マーラー道」もまだまだだ。

それでも、バーンスタインのイカした棒さばきは十分楽しめたし、
3人シンバルも非常に素晴らしい。
視覚効果、という意味で、
映像で聴く価値は十分にある。

それにしても、仰々しい曲だよなあ。
たぶんずーっと好きになれないような気がする。
同じ「理解できない」でも、
7番に対するものと8番に対するものとでは意味合いが違うのだ。
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