小麦収穫 2023.7.27
ビート(てん菜) カブの様な根から砂糖を抽出する。収獲は10月~11月
ロシア・ウクライナ戦争が日常のものと化し、行く先が見えないまま日々多くの人命が失われ、ウクライナの焦土が広がっている。
割って入る国が無いのであれば世界の国々から停戦の声を上げ続けなければならない。
ロシアは欧米勢力に対抗するのためにアフリカとの関係を強化しようと目論んでいる。
2019年にはアフリカとの首脳との会議を開き、穀物や肥料の無償供与を行ってきた。
飢えに苦しむアフリカ諸国にとっては命の綱ともなる支援だろう。
黒海からのウクライナの農産物の輸出を邪魔したり、ロシアの食糧を人質に取ったようなやり方は残酷だ。
今年2回目のアフリカ・ロシア首脳会議は27日~28日にロシア・サンクトペテルブルクで開かれた。
会議にはアフリカ54か国のうち17か国の首脳が参加し、49か国から政府関係者や企業の代表などが参加すると発表された。
28日の ロイター電によると、 アフリカ連合(AU)議長を務めるコモロのアスマニ大統領は28日、「プーチン大統領は穀物供給でアフリカを支援する用意があると表明した。これは重要なことだが、十分ではない。(ウクライナ)停戦を実現する必要がある」と述べたという。
ニンジンをぶら下げられたら脇目も振らず突進する何処かの国のリーダーとは大違いである。
岸田首相はアメリカに言われるまま、ロシアに対するヨーロッパの軍事同盟組織であるNATOにのこのこ出掛けてカラッポの頭で頷いて帰ってきている。
唯一の被爆国である日本の出来る和平行動はあるはずだが、側近にそのような発想をする人材がいない。
毅然とした態度こそ世界の信用を集めるだろう。
8億人が食べ物に困窮しているアフリカにとって、ロシアからの食糧はまさに喉から手が出るほど欲しいものだろう。
それでもロシア・ウクライナの停戦こそが我々にとって真に欲しいものだというアフリカ連合(AU)議長アスマニ大統領の態度に感動した。