新型コロナウイルスの感染予防のために、幹事として3月に予定していた二つの飲み会を相次いでキャンセルした。久し振りの昔の職場や学生時代のラグビー仲間との集まりだったがハイリスク世代。“後悔先に立たず”だ。
どちらも札幌駅近くの同じ会場だった。申し訳ない気持ちで電話口の女性に話すと、キャンセルが続いているのか、こちらが拍子抜けするほど淡々とした受け応えだった。「立食形式」の店であり、集まりを避ける場所として例示されているのが気の毒に思う。
息子が所属している九州交響楽団の3月14日の東京公演も中止になった。1年以上も前から楽しみにしていたけれどやむを得ない。
オーケストラ創立65周年記念の16年振りの東京公演だった。ファンの皆さん、団員をはじめ関係者の皆さんもとても残念なことだと思う。会場のサントリーホールのコンサートは当面、軒並み中止となっている。「チット代金をそのまま寄付に」という申し出もあるようだがそのような処理は出来ないようだ。
音楽界では、公演当日に中止決定した若手グループもあった。会場設営や宣伝など、準備のための経費が千万円単位で赤字となってのし掛かかるという。天変地異なので補償する保険も無い。
かつて息子もそうだったが、クラッシックではフリーランスで活動している演奏家も多く、暫く仕事が来ないといった影響も出ているようだ。何とか早く終息して欲しい。
それにしても国民がウイルス感染防止に必死に取り組んでいる最中にも、「何がいけないの。」と夜の会食にせっせと出掛ける安倍晋三という人物には呆れるばかりだ。
学生時代、Rugbyの練習、試合で苦しい時に歯を食いしばったのは「あの人、アイツが頑張っているから。」という信頼感、連帯感だった。
どうせ大したことは出来ないだろうという不信感だけが残り、国民への協力呼びかけも心に響かない首相の記者会見???だった。
政権も早く終息して欲しい。