自民党の長谷川岳参院議員(北海道選挙区)の官公庁職員への威圧的な言動、行為が連日の報道で明かになっている。
かつての職場の道は昨年度までの5年間で、知事や職員が出張して長谷川氏と面談した回数が計1488回、旅費が計約1億2387万円に達したとの調査結果を明らかにした。
長谷川氏のみとの面談は276回、計約2031万円。
単純平均すると週1回、長谷川議員だけのために上京して説明、打ち合わせを行っていたことになる。
もし、吉幾三氏が航空機内でキャビンアテンダントに威圧的な言動を取っている長谷川議員と遭遇し、自身のユーチューブで取り上げていなければ今も続いていたのではないか。
在職中、道議会の開会中に道議会議員に呼ばれて案件の説明等を求められたことはあったが国会議員に直接呼ばれることは相当の上層部は分からないが、周囲で見聞きしたことは無かった。
むしろ農業団体とともに選出議員に農業振興案件で地域情報を提供し、バックアップをお願いすることの方が多かったように思う。
副知事、部長が呼ばれれば案件に詳しい担当課長らが随行するし、課長が呼ばれれば補佐、係長らが随行する。
当然、庁内では都度、内部打ち合わせが行われるので恐らく〝長谷川マター〟などと話題になっていただろう。
5年間、表に出なかったことも驚きだし、今の横暴な政と隷従する官の関係を如実に物語っているように思う。
BBCが報道して国内メディアが堰を切ったように報道し始めた芸能界の事件があったばかり。
鈴木直道知事がここにきて長谷川議員に2回の是正申し入れを行っているが、税金の公平な使い方として適切かどうかの判断はもっと早くに出来たのではないかと思いながらニュースを見ている。