2018年4月16日
映画『千と千尋の神隠し』のイメージ舞台となった九份と、直ぐ近くのかつてゴールドラッシュで賑わった金瓜石に出掛けた。
台北駅から台鉄の急行に乗って45分の瑞芳駅で下車し、バスに乗って九份に向かう。
九份の観光名所。映画『千と千尋の神隠し』の“湯屋”が出現!
駅から吸い込まれるように観光客が歩いていた。喫茶店、レストラン、飲食店などが集まったビル。
九份は山の斜面に金鉱時代の名残の2本の道路があり、今はお土産店、食べ物屋が軒を連ねている。
前を歩く観光客の中に半月振りに日本語を聴いた(笑)。サラリーマン3人組。仕事のことがアタマに残っているようだった・・・。
海の見える喫茶店でひと休み。眼下に大きなお寺があった。自転車で通過しなかったが海方向が基隆の街になる。
バスで10分ほどの金瓜石に向かう。
1910年頃、日本最大の金山が金瓜石で、第2位が牡丹坑、第3位が佐渡金山、第4位が瑞芳鉱山だったという。佐渡以外は台湾だったことを初めて知った。
金瓜石(きんかせき)は、1896年頃(明治27年)には6,000人が働いていたという。戦争の捕虜も含まれ、過酷な労働で命を落とす人も多かったという。
エリアには黄金博物館、環境館、太子賓館、本山五坑、 錬金楼、生活美学体験坊などの施設があり、鉱業文化を伝えている。
自分が炭坑育ちなので懐かしさがあった。
日本統治時代の影響か、日本式の金鉱職員用と思われる住宅。
太子賓館。
1922年、当時皇太子だった昭和天皇が台湾を行啓するのに合わせ建造されたが立ち寄ることはなかった。釘を1本も使わない優雅な日本家屋で、敷地面積360坪、戦後は、国民党の高官などが別荘として利用した。
世界第2位の金塊220.3Kg(第1位は静岡県土肥鉱山の250Kg)。
台湾ドルの時価表示がされこの日は12億6,000万円ほどか。宝くじに2回当たると買える。笑
横の穴から手を入れて触れることが出来る。
夕方、台北のホテルに戻った。
(づづく)