「願いましては・・・也。次は管官房長官です。」みたいなニュースワイドショーを見ていたら“蒸気圧力炊飯器”のコマーシャルが流れた。
昨日、届いた蒸気を利用したキャンプ用飯ごうの炊き上がりに感動していたので一般の炊飯器にも同じ原理の道具があることにびっくりした。その昔、道立のある施設の食堂の厨房に蒸気を利用した炊飯大釜があって、故障続きだったことを知っているので案外古い方法なのかもしれない。
軽くて小型で〝絶対に焦げない〟飯ごうを捜していた。先日の小型軽量ペダルレンチと同じくAmazonで見つけた。
材質は軽いチタン。チタンは熱伝導率が高いのでご飯を炊くと焦げが出来やすい。その解決策が蒸気を利用するという発想の道具だ。二重の円形ポットの内側のポットに小さな穴が開いていて、米を入れて水を注ぐと水はその穴から外ポットとの間に移動する。
暫く置いてから水加減をすると内ポットの米の上部を覆った水のレベルが外ポットとの間の水のレベルと同じになる。沸騰するまで中火、その後はやや火を弱めて20分ほどで炊き上がる。ロックする蓋は圧力を逃がす小さな穴が開いているが厄介な煮こぼれは全く無い。
加熱された水蒸気ガスが蓋の小さな穴から煙りのように細く立ち上るので嗅いで焦げを感じたら火を止める。万一加熱し過ぎてもご飯のある内ポットには焦げが出来ない仕組みに感心する。空炊きの程度にもよると思うが。
最大2合まで炊けるのでソロツーリングには十分だ。他にも蒸し野菜、シチュー、スープ作りにも使える優れものだ。値段は9,000~9,500円。(Keith製)
昨年の夏に霧多布キャンプ場で出会ったオランダの60才のおばさんチャリダーが手早くシチュー作りに使っていたタイプと良く似ている。
実践使用して楽しみたいので暖かい日が続いて欲しいものだ。
《内径10Cm 外側高さ11Cm 内ポットにピタリ納まるプラスチック容器が100円シヨップにあった!》