楕円と円 By I.SATO

人生も自転車も下りが最高!
気の向くままに日常と趣味の自転車旅を綴ります。

農作業支援 -納豆大豆-

2023年06月29日 | 農作業ヘルパーの記

毎朝、納豆を食べている。

最近は小粒の製品が多い。

箸で混ぜると昔の大粒の納豆より粘りが出て美味しく感じる。

住んでいる恵庭で栽培されている大豆は殆どが納豆用の小粒大豆だ。

 

今週はO農場に二日間、小粒大豆の雑草とりに出掛けた。

丈が20cmくらいに育った小粒大豆の畝は長さが200m近くある。

遙か遠い〝ゴール〟を目指して、中腰になったり、地面に四つん這いになったりして、10cmほどに伸びたタデ、アカザ、前作の野良薯などを取り除いて腰に付けた容器に入れて行く。

 

農業は雑草との戦いだ。

この地球上で圧倒的に生育している草木の中に人間は僅かな農地を作って食料を栽培しているのだから仕方が無い。

 

ひと畝30分。

何回も行ったり来たりしながら昔の納豆のことを想い出していた。

 

小学校の頃は豆腐屋のアルバイトがリヤカーで豆腐、揚げと一緒に売っていて、小学校の上級生のNさんがリヤカーを曳いていた時もあった。

角のような型をした真鍮のラッパを上手に吹いて、朝夕の街中に流れる長閑な時代。

それは「ト-フ-」と聞こえた。

一日が始まり、一日が終わる知らせのようだった。

 

豆腐屋のIさんはどうしているかなぁ。

小柄でほっぺたが赤く丸い顔をしていて、クラスの皆なは「Iのトーフ屋」と囃し立てた。

今だと立派なイジメになってしまうが何故かカラッとしていた。

 

昔の納豆は〝薄皮〟で三角形に包まれ、太陽を思わせる赤い模様の包装紙のデザインが印象的だった。

本州では水戸納豆に代表される藁に包まれたものだと聞いたことがある。

材木を薄く紙のようにした〝薄皮〟自体が無くなり、三角納豆も消えた。

 

200mの畝を行ったり来たり、単調な作業をしながらこんなことを想い出したりしていたら雑草取りの一日が終わった。

 

納豆がなおのこと美味くなった。

 

2023.6.29   ツル薔薇

 

 


自衛隊発砲事件の怪 -忘れない-   

2023年06月28日 | 日記

岐阜市の陸上自衛隊射撃場で隊員3人が撃たれ死傷した事件も最近は報道されなくなった。

忘れ去られそうだが関心を持っている。

 

内部規則によれば、実弾は射撃位置で渡されるらしく、まだ隊員として配属もされてもいない自衛官候補生に、いとも簡単に実弾を発射された原因がどこにあったのか。

一見小さなことに大きな問題が含まれていることがある。

今回の事件の究明無しに、一方的、強権的な防衛予算の急拡大を進めることに不安がある。

 

最新の2023.6.27 の読売新聞によれば、

-関係者によると、男は14日午前、射撃場内の「弾薬置き場」で実弾を受け取った後で、所定外の位置で実弾を込めた弾倉を89式小銃に装填(そうてん)。制止しようとした(交代係の)八代3曹を銃撃し、その後、(弾薬係の)菊松1曹に計2発、男性3曹に1発発砲した。-

とある。

しかし、何故?の部分にこの記事も触れていない。

 

〝統制力〟が問われるわけで、自衛隊側の捜査からは出て来ない〝触れられたくない〟問題が含まれてはいないのだろうか。

一個人の特異な犯罪に矮小化して片付けてはならない事件に思える。

 


万太郎の気分

2023年06月25日 | 日記

 

5年くらい前に植えた小木を丸く剪定してみた。

いつもの年より淡いピンク色の葉が広がって、初夏の風にそよいでいる。

 

朝のポタリングコースに野生の似た小木を見つけた。

枝は上に伸びているが、家のものも買った時は同じ形状だった。

 

 

早速、妻に家の小木の名前を聞いたら「ハクロニシキ(斑入りヤナギ)」というもだった。

たしかに葉の形が柳だ。

 

 

野生種を改良して庭木になったのかもしれない。

〝万太郎〟の気分になった。

 

今朝もこれからポタリングだ。

 


自衛隊発砲事件の怪 -依然として-

2023年06月22日 | 日記

岐阜市の陸上自衛隊射撃場で隊員3人が撃たれ死傷した事件で、何故、自衛官候補生(18)が射撃位置に就く前の待機中に発砲出来たのか、報道では明らかになっていない。

一番の関心事だ。

 

毎日新聞によると、射撃場には、実際に弾を撃つ「射撃位置」につく前に、次の人が立つ「待機線」や、銃と服装などの点検をする「準備線」がある。

候補生は「準備線」で弾倉に実弾を込める作業中、無断で弾倉を小銃に装塡(そうてん)したという。

 

当時、4人が一つのグループで作業をしていたが、周囲にいた指導役の隊員は1人であり、勝手な行動に気付いて止めようとしたところ、候補生は「動くな」と叫び、小銃を発砲。

その後、弾薬置き場へと近づき、座っていた隊員2名に発砲したという。

 

しかし、規則上、弾倉がどの場所で渡され、実弾をどこで込め、その弾倉を小銃に装填する場所がどの場所なのか、記事にない。

指導隊員が不足していたようだが、本来の体制はどのようなものかも記事に無い。

〝自衛隊発砲事件の怪〟は依然としてそのままだ。

 

捜査は自衛隊の施設内で発生したため、陸自の警務隊が主体となって行っているという。

報道機関に発表されていることは、その日に思いついた、死傷した3人とは接点は無かった、殺意は無かった、弾薬と銃を隊外に持ち出そうとした、精神鑑定も必要か、といったものだ。

憧れていた自衛隊に入隊した直後の行動としては不自然な感じがするし、実力組織の自衛隊の統制に何か問題点は無いのかとも思う。

 

増税隠しの数合わせのような防衛予算財源確保法が成立し、装備の急拡大が計画されている。

その入り口での今回の衝撃的な事件。

警務隊はきっちり捜査し、結果を公表する義務がある。


自衛隊発砲事件の怪

2023年06月19日 | 日記

14日に岐阜市の陸上自衛隊射撃場で隊員3人が18才の自衛官候補生に自動小銃で撃たれ、二人が死亡、一人が重症を負った事件。

警察が殺人容疑で送検し、現在の取り調べは陸自の警務隊が当たっているという。

 

実際の射撃訓練の手順を自衛隊OBがニュースショーで再現していた。

見た限りでは実弾(弾倉)は射撃の直前に指導官から渡されて装填することになっているが、捜査関係者への取材では男は小銃を撃つ位置に着く前の待機中に4発撃ったとのことである。

ということは、実弾の取扱いが手順どおりでなく、待機中に渡されていたとしか考えられない。

 

数名の射撃訓練が進行している中で、この自衛官候補生だけがこのようなことが可能だったとは考えられないので、現場では規則とは違った実弾の取扱いが行われていたと考えるのが自然ではないか。

 

政府は今後5年間に防衛費予算を43兆円にすることを計画している。

しかし、肝心の自衛隊員は今でも1万人以上不足しているという。

このままでは人員不足の中で装備が拡大してゆくのは明らかだ。

 

今回の殺傷事件が既に自衛隊員不足の中で銃器取扱の統制が緩んでいる、或いは隊の統制が利かなくっていることの一端だとすれば由々しき問題だ。

しかし、報道はこの不可解な点に(敢えて?)踏み込まず、捜査関係者からも何も出て来ていない不思議さがある。

動機、背景、組織の構造的問題などの徹底解明無しに、防衛費拡大計画が一人歩きして行くことはあってはならない。

 


農作業支援 -大根の選別-  

2023年06月17日 | 農作業ヘルパーの記

5月に田植えが終わって、JAの農作業支援依頼も半月ほど休みだったが、今週は二日間、O農場さんへ早出し大根の選別作業に出掛けた。

来週も三日間だ。

雪が融けて4月の畑が乾いた頃にマルチ栽培(ビニールトンネル)を始めたものが、60日ほど経って出荷時期を迎えている。

 

選別作業は「水洗い」⇒「サイズ分別」⇒箱詰め⇒「出荷」。

「水洗い」と「サイズ分別」は自動化されている。

 

畑からコンテナで持ち込まれた泥付き大根を洗浄ドラムに投入するコンベアに乗せる作業を男二人で受けもった。

箱詰めは専属の女性4人。

 

大根は一日で大きさが変わるので、同じ時期に植えたものは大体3日間で収獲しなければならない。

そんなわけで、大根の作付面積は箱詰めの女性を何人くらい確保出来るかで決まってくるそうで、最近はどこの農家も人手不足に苦労しているようだ。

 

形の悪いものは包丁でカットして別途、箱詰めにするが、今回はその作業も経験した。

形、大きさがまちまちのものを20Kg程度になるように素早く詰めるのはなかなか難しく要領を得るまで時間を要した。

 

大根の収穫は播種時期が3~4日程度ずつ違うので、秋の漬物用大根が終わる10月まで続く。

ここらの農家は他に米、麦、大豆、ビート、野菜類(馬鈴薯、キャベツ、白菜など)を栽培しているのでいろいろな作業が組み合わされて行われ、米と麦を除く作物の雑草取りや収獲作業に農協から依頼を受けて出掛けることになる。

足腰と相談しながら何とか今年も続けたい。

 

O農場の秋蒔き小麦 あとひと月もすれば収穫が始まる。 2023.6.16


詐欺電話が掛かってきた

2023年06月14日 | 日記

詐欺電話が掛かってきた。

「現在利用中の電話回線で未納料金が発生しているため法的措置へ移行します」

「オペレーターにおつなぎする場合は1を押してください」

と機械音声が流れた。

 

1を押しそうになったが、電話料金は自動引き落としなので未納は無いはずだし、選択肢が1しか無いのも何か不自然だ。

そのままにしていると切れた。

 

早速、検索してみたら詐欺電話だった。

犯罪抑止を担当する岐阜県警察本部の警察官がスマートフォンにかかってきたものを録音していた。

1を押すとNTTの実在するグループ会社の名前を語るらしい。

岐阜県でかなり被害が発生しているとのこと。

 

NTTファイナンスによると、料金が未納でも、自動音声の電話や、ショートメッセージで請求することは絶対にないとのこと。

皆様お気をつけて。

 


どうする岸田文雄

2023年06月13日 | 日記

いつの間にか、強権国家

2023年06月09日 | 日記

2023.6.8  6:30

 

昨日の朝は快晴の気持ちの良いポタリングだったのに、今日は朝から小雨が降っている。

三日と良い天気が続かない。

気象予報士の解説を聞いていると、地球を包む大気圧と海水温の分布が変化してきているようで、春夏秋冬の季節感はこの先も薄れて行くのかもしれない。

いつの間にか気象が荒々しくなっている。

 

日頃、入国管理の実態には疎遠だったが、2021年の3月に名古屋出入国在留管理局でスリランカ人女性が虐待によって死亡したのではないかという問題が起きて、この国の事とは信じられない思いがした。

入国管理庁は、外国人が不法滞在などで強制退去を命じられても、送還を逃れる意図で難民申請を繰り返すケースが多く、収容施設の環境が悪化していると主張する。

 

このため、入管施設の長期収容解消を目的に、強制送還や医療体制の見直しを柱とする改正入管難民法が審議され、9日、参院本会議で与党などの賛成多数により可決、成立した。

難民申請中の強制送還停止を原則2回に制限するといった内容で、本国で迫害を受け、命の危険に晒される恐れがある人を帰してしまう懸念がある。

人道主義に照らしてどうなのか。

 

これまで入国管理を巡って、虐待と思われる映像が公表されたり、医師が酒に酔って収容者を診療していたことが明らかになったりすると、法律の改正の前に審査体制の見直しが先決ではなかったかと疑問を感じる。

何より、法案の根拠-立法事実-については薄弱で、法案の賛否より法律改正そのものが無効ではないか。

 

「入管庁が1次審査で見落としている難民を参与員の2次審査で探して認定したいと思っているのに、申請者の中に難民は殆どいない。」という柳瀬房子参与員の国会での証言はその後、虚偽であったことを法務大臣が認めた。

参与員111名の1人当たり年間審査が平均36件に対して、1,000件を超えているのは虚偽か、審査が適正に行われていない可能性があったのではないかと指摘されていたにも拘わらず、法案審議が進められた。

 

将来、台湾、朝鮮半島で難民が大量発生する事態に直面するかもかもしれないのに、「難民」にどう対処するのか国内の議論は深まらず、「返す」ことだけに課題が矮小化している。

 

野党が非力化し、国会の機能が薄れ、岸田首相の影が薄れ、酷い法案が次々に数の力で成立してゆく流れが恐ろしい。

法律の施行までの1年の間に考え直すべきだ。

いつの間にか〝強権国家〟になっている。