大阪日日新聞相澤冬樹記者がコロナ禍一色の報道界で「森友事件」を追っている。
『週間文春』4月30日号では文書改竄に悩み自死した元近畿財務局の赤木俊夫さんの奥さんが「夫の死の真実を知りたい。」との行動に弱気になりながらも安倍首相と衆参両院議長に再調査を求めるネット署名が30万人に達し、支援してくれる人のためにも負けないという気持ちを持っに至ったことが伝えられている。
そして、5月7日/14日ゴールデンウィーク特大号では意を決して安倍昭恵夫人宛に本名で書いた手紙が掲載された。
これまでは財務省とマスコミの反応が怖くて仮名の昌子を名乗ってきたが、キャンペーンサイト(Change org)の署名活動で過去最多の33万人の賛同者が集まり、その気持ちに応えるために本名の雅子で安倍昭恵夫人と元の上司に再調査等を求める手紙を書いたという。
ここに至ったのは相澤記者の励ましと両人の信頼関係だろう。「何故、夫は自死したのか知りたい。」
願いが結実するまで赤木夫人、相澤記者への世論の後押しが必要と思う。
【赤木雅子さんの手紙】
安倍昭恵様
私は2年前の3月7日に自死した近畿財務局職員 赤木俊夫の妻の赤木雅子です。
夫が亡くなって2年。苦しんでいる私を助けてくださる方々に巡り合い、やっと裁判をする決意ができました。
いざ決意をしたものの安倍首相は再調査することから逃げておられます。
どうかご主人様に再調査するようお願いしていただけませんか?
そして昭恵さんも本当のことをお話ししていただけませんか?
夫や、本当の事を言えず苦しんでいる財務局の方々のことを助けるこができるのは、昭恵さんしかいません。
どうかよろしくお願い致します。
赤木雅子
前西勇人様 注)元近畿財務局統括国有財産管理官
赤木俊夫の妻、赤木雅子と申します。突然の手紙をお許しください。
生前、夫の口から前西さんのお名前は何度も聞いたことがありましたが、どういうご関係だったのかは覚えていませんでした。
最近になって、前西さんが池田さんの前任者で、籠池夫妻と安倍昭恵さんの写真を見せられ慌ててコピーを取った方だと知りました。
改ざんの原因にとても近い方なのに、今まで何のご説明もなく、葬儀に来られることも焼香に来られることもないのはなぜですか?
土地の取り引きに神風を吹かせたのは前西さんですか? それとも報告した上司の方なのですか?
私は命がけでこのことを知りたいと思っています。お返事をお待ちしております。
赤木雅子