覇王の馬券密議

中央競馬の壮大な演出劇の真実・・・ターフ裏の怪人が饒舌に説き聴かせる回顧と予想

JC発射か、不発か 【読み内幕】

2010年11月29日 20時27分41秒 | Weblog
 『優駿』12月号、第30回 ジャパンC で、該当30ページ ここには、黎明期のJCで外国馬への劣勢を覆した2頭が述べられていた。

  第3回 JC   キョウエイプロミス   2着
  第4回 JC   カツラギエース     1着

 この2頭から、直ちに

   キョウエイプロミス  秋の天皇賞馬   =  ブエナビスタ (今年の天皇賞・秋優勝)
   カツラギエース    宝塚記念馬    =  ナカヤマフェスタ(今年の宝塚記念馬)

 素直にこの2頭が浮かび、常識的に、どちらなのか、である。わたくしは先ず人気薄の方を疑ってみることにしている。

 JC後の最終にエルコンドルパサーメモリアルが組まれていた今回、そのエルコンドルパサーと同じく 凱旋門賞2着 蛯名騎手 二ノ宮厩舎 のナカヤマフェスタ、エルコンと同じ 6枠11番 に置かれ、しかも同居が凱旋門で敗れた相手モンジューの産駒。ビスタは主戦スミヨンが、前の週2つの重賞で1着・2着、JC前日のメインでも優勝馬の同枠に置かれていた。要するに、3連続メインで、スミヨン枠が発射済み。愈々、JCは危ないのでは? これが事前の読みだった。

 当日の出馬表、わたくしは 6枠11番 ナカヤマフェスタ 取捨材料として、次の配置を申し上げていた。

    日曜東京
      3R 6枠12番 キーフォース 
      7R 6枠 9番 ナカヤマナイト    二ノ宮厩舎  馬主・和泉信一 
      JC 6枠11番 ナカヤマフェスタ    二ノ宮厩舎  馬主・和泉信一 

 この キーフォース これはナカヤマフェスタが今年の凱旋門で勝利を争った ワークフォース を連想し、配置されていることは明らか。これら、2つの材料が乱射するようなら、メインの6枠は薄まる。そう申し上げ、そして 5R この日、JCを含め3回ある蛯名騎手。5Rで発射し、また7Rの同じ 6枠のナカヤマ 1着で堂々発射。この時点で、JCの6枠 ナカヤマフェスタ 薄まった。

 そもそも、エルコンを際立たせる番組を組み、同じ6枠11番に凱旋門の栄光の2着、同じ馬を配置し、表相として露骨に過ぎるつくりとは感じていた。この当日の、早いレースの取捨材料は、判断の決め手となる。これに比べれば、AKBの篠田麻里子と云う余り聞きなれぬタレントをHPで提示し、マリヌス の同居したブエナビスタの8枠を教えている仕掛けの方が、ささやかでしかし、暗示的である。

 一方、ブエナビスタのスミヨン。当日、JC前に4レース騎乗。1番人気、2番人気の人気馬も含まれながら、発射無し。わたくしがGⅠ当日最終的に判断する、人気馬のオッズの変動。これも結局1倍台に落ち着く様相となる。

 一方、ローズキングダム への判断。前記事で申したが、当日の東京5Rがポイントだった。

 皆様、ご承知だったろうか、『優駿』45ページにも紹介されているように、今回のJC当日、シンボリルドルフが府中に来場し、ローズガーデンに昼休み展示された。そして、30回メモリアルで、各一般レースには、歴代JC優勝馬のサブタイトルが附されていたが、この5Rが シンボリルドルフ賞 である。わたくしはこの5Rに今回のJCのサインが込められていると見做した。で、その5R出馬表とJC出馬表を比べると、一致点が2つ見つかった。
  
  東京5R             ジャパンC

 3枠 5番 カモンダウン     3枠 5番 モアズウェルズ  
        中川厩舎
 4枠 6番 キングロンシャープ  3枠 6番 ローズキングダム 
        中川厩舎 
 4枠 7番 キングカイ      4枠 7番 ペルーサ 


 6枠10番 ロングスローイン   6枠11番 ナカヤマフェスタ 
         蛯名                蛯名 
 6枠11番 シンボリヴァルト   


 同じ、6番 キング が重なる位置に、2頭のキング 2頭の中川厩舎 これらがサイドサポートし、明瞭に ローズキングダム の強調。
 また、同じ6枠に蛯名とシンボリの馬の同居。これも明瞭に ナカヤマフェスタ の後押し。

 このレースは、この 6枠10番 ロングスローイン が発射した。これも 6枠 を発射済みとし、6番 を残す仕掛けである。

 このような、サインと目されるレースでJC出走2頭の強調。これで、どちらかの発射必至 これが当日の出馬表の読み、判断である。ほぼ必ず、毎回、このようなものが大レース当日には仕込んである。

 このほかにも ローズキングダム を疑わせる配置はあった。

  東京 1R 3枠 6番 ビッグギャンブラー (菊花賞優勝の 3枠6番 ビッグウィーク分身)
  東京 9R 3枠 6番 サンディエゴシチー (菊花賞出走馬 この日、ただ1頭)

 これらが、菊花賞2着 ローズキングダム の出走位置、同じ3枠6番に置かれている。
 これら以外に、マイナス材料も見つけ、お話ししていた。それは、この前日土曜 3枠 にローズ馬の配置が2つあり、2つとも発射していたことである。さらに、この前日、8枠にローズキングダムの分散配置があった。

     京都 2R 8枠12番 ホッコーキングダム 
     京都 3R 8枠16番 ボウシュウローズ  

 調べてみると、ローズキングダムは生涯、8枠で出走した経歴がなく、これもわたくしはローズキングダム薄めの材料と見たが、しかし、もし ブエナビスタ 来るとするのならば、そのブエナ枠の8枠にローズキングダムが置かれていることは、そのビスタの相手がこの1頭である、そのメッセージかもしれない。結局その通りだったのである。


 該当12月号55ページ 今年のブリーダーズカップ 開催総括で、メインクラシックで

    女傑ゼニヤッタ 連勝ならず2着  =  女傑ブエナビスタ 届かぬ2着  

 これも読み込めた事柄だった。発射するとしても、2着ではないか。


 以上、読み込みの一端をお話しした。


 今週だが、昨年大勝負で大勝した ステイヤーズステークス が組まれている。わたくしはこのレースに関しては、平成以降21年で19回、過去17年で16回 と云う固い連動レースを把握しており、これから昨年も発射枠を特定した上、絞って大勝負をかけ、枠連 16倍 を巨額で払い戻ししている。

 一方、メイン 第11回 ジャパンカップ・ダート このレースも、わたくしは過去10回で9回連動しているレースを察知している。昨年もこのレースが エスポワールシチーの1枠 を指示していた。

 これらがあり、楽しみで仕方の無い週である。

 今週からですと、愈々1開催8日間で、最後の大一番 有馬記念 までです。
 ご登録をお待ちいたします。

 わたくしの読者の方々なら、ジャパンカップを終え、有馬記念で買うべき馬、買ってはならない馬、既に察知しておられることと存じます。

 

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実は唖然ではないJC結末

2010年11月29日 13時12分42秒 | Weblog
 唖然たる結末と記したが、実は、全く唖然とした結果ではなかった。
 ただ、わたくしにも欲と云うものがあり、勝負馬券で勝負気配の大きい、また配当の大きい結末に期待するのは当然である。また、ご登録の皆様方に、見解を披瀝している以上、それが全く的外れに終わると、真に心苦しい。

 先ず、ゴール前、ブエナビスタ からなら、先ず必ずこれを買って置きたいと申した、相手 ヴィクトワールピサ との 2番16番 これで決まると見え、外から 武豊ローズキングダム が差し込んで来て、ほぼ並びかけてゴールに入った。これで、おぉ と唸った。

 さらに、TV中継のVTR、どうやら スミヨン・ビエナビスタ の進路妨害、豊が2度までもよれた(仕種をして見せ)、審議となる中、降着となるのでは、とほぼ予期できるVTR内容で、出来れば降着して欲しい、と思いつつ見ていると、電光掲示に 16番 6番 2番 が1着から順にあがった。
 この時点で、わたくしの勝負馬券 2番16番 は1着・3着まで。 また、2番6番 は2着・3着で、ブエナビスタ が3着に降着か失格して欲しいと思い(欲である)、長い審議を待ち続けたが、繰り返されるVTRで、どうやら同じ降着でも 1・2着の入れ替えで、 武豊 デビュー以来23年連続JRAGⅠ勝利の達成で、ターフのヨン様、イケメン・スミヨンの2着降着がほぼ読め、結局

    1着  6番 ローズキングダム
    2着 16番 ブエナビスタ     (1着から降着)
    3着  2番 ヴィクトワールピサ 

 わたくしは、情報で申し上げたとおり、6枠薄めとなる条件を事前のレースでご指摘申し上げ、その通り、6枠薄目がはっきりすれば、1枠2番 ヴィクトワールピサ から行くことを申し上げ、ブエナビスタ からなら、相手この2番筆頭 を申し上げていたので、この3頭の1~3着馬絡みの馬券で勝負しながら、1着・3着 2着・3着 の馬券を申し上げたが、朝情報では 1着・2着の馬券を申し上げなかった。わたくしとて、押さえでこの人気の馬券を買い入れ、押さえたまで。

 レース経過で、もうJC発走前、10番 エイシンフラッシュ この不要もはっきり提示されたので、わたくしが申し上げた5頭の内、2頭は不発がはっきりし、あとは ブエナビスタ 1.9倍にまで落ちた1番人気。JC前まで、6枠は兼ね合い要素が発射済みとなり、一方ビスタのスミヨンは未勝利、2着も無く悉く不発に終わっている。もしこれからなら何処へ行くか、だったのである。わたくしは ビスタ優勝は無し と言い切っていたので、この馬の先頭ゴールも実は「唖然」だったのである。2番6番 ワイドでも23倍つき、3連複49倍 もまあ、前日京阪杯 266倍 の万馬券収穫の翌日なので、悪い配当ではなかった。

 まあ、何よりも、今回は敢えて検討の軸に置かなかった 2010年GⅠサイン馬 これが健在で、例外的な不発も先週あったが、機能することが示され、これであと有馬記念まで4週。この馬に頼る。

 今回のJC、ローズキングダム の発射サイン。囮に使われた、露骨だったが 6枠11番 ナカヤマフェスタ そしてその不要の判断の経過。ここで記事を改め、詳しく後ほどお話しする。

 繰り返し申すが、この降着劇は、全くの脚本通り。予めこうする、こうして ブエナビスタ強し を印象付けたまま、武豊に久しい栄冠を与え、また有馬記念で馬券を売り、そしてそこで・・・ と云う連続ドラマの1つのクライマックス回だったのである。

 そもそも、ペルーサが 天皇賞・秋と同じ 4枠7番 に配置され、その上同居の ジャガーメイル これが年末香港の国際レースへの招待を受諾したと報じられ、わたくしはこの4枠全くの用無しと見做し、シンゲンの2枠同様、顧慮しなかった。その材料も挙がらなかった。有馬記念投票30位 これがジャガーメイルの堀厩舎であることを伝えられても、不要と返した。

 ブエナビスタ 2度目のGⅠ発射後降着。これは矢張り、わたくしが申し上げたこの馬の1つの正体= あの人物 を映したものだったのである。


 今週から4週 JCダート 阪神JF 朝日杯FS そして大荒れ必至・有馬記念まで。2010年 GⅠサイン馬 この1頭の姿は、有馬まで御登録下さる方々、無論ご登録済みの皆様方には、近日、この秋の例外的に映るレースの分析と共にお話し申し上げる。この1頭のサイン馬が不要になる訳は無い。帳尻が合うように作ってあるはずだからである。

 また、有馬記念のみ と云うご登録は、特別なかたちにさせていただくことを予め申し上げて置きます。

 ご登録は   sir_delacroix@yahoo.co.jp    まで
 「登録希望」の件名で、空メールを下さいますよう 

 ローズキングダム ナカヤマフェスタ さてどっちでしょう、と指し示すサインは日曜東京5Rにあった。


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