読みの内幕の一端をお話しよう。
菊花賞当日の最終 京都プレミアム でも、池添謙一騎乗の圧倒的1番人気馬 トウショウフリーク が出走してきた。わたくしは、この1頭とオルフェーヴルが並べられていること自体に意味を読んだ。
菊花賞 オルフェーヴル 4連勝中 1番人気 騎手・池添謙一
最終R トウショウフリーク 4連勝中 1番人気 騎手・池添謙一
この共通性に加え、わたくしはその4連勝以前の5走前のレースに着目した。共に3着に敗れていた上に、実にそのレースの勝ち馬が
オルフェーヴル 5走前 きさらぎ賞 勝ち馬 トーセンラー
トウショウフリーク 5走前 未勝利戦 勝ち馬 ビッグウィーク
実に、一方は、去年の菊花賞馬。実はもう1頭が今年の菊花賞馬なのでは。その疑いも抱いた。
実に、この5走前のレース。これが今回のポイントであることは間違い無かった。
具体的に、わたくしと同じ事を感じられた方も多かったろうが、菊花賞の出馬表を見たとき、これが今年のきさらぎ賞、これを意識していることは、はっきりと解かった。
きさらぎ賞
5枠 6番 トーセンラー 1着
6枠 7番 リキサンマックス 2着
7枠 9番 オルフェーヴル 4着
7枠10番 ウインバリアシオン 3着
菊花賞では、この7枠の同居が再現されていたからである。
7枠13番 ウインバリアシオン
7枠14番 オルフェーヴル
即ち、今回の菊花賞は、このきさらぎ賞の再戦であり、あとはこの「再び7枠同居」の事実の解釈だった。
私自身も、皆様方に2通りの解釈を申し上げた。
1つ きさらぎ賞で、7枠同居で敗れた2頭が、今回はリベンジを果す。
1つ きさらぎ賞で、7枠同居で敗れた2頭が、再び敗れ、きさらぎ賞馬に栄冠が行く。
私は後者を取ってしまったのである。リベンジと言うには、この2頭は大き過ぎると感じた。きさらぎ賞で遅れを取ったとは言え、その後ダービーで1・2着。菊花賞最大の前哨戦と言われる神戸新聞杯でも、1・2着し、菊花賞でも堂々、1・2番人気で、これはリベンジの機会というよりも、受けて立つ立場である。逆にきさらぎ賞と同じ出馬表であること自体が、きさらぎ賞馬の訴えなのではないか。
JRAポスターに登場した、三冠馬ナリタブライアン。このポスターでは、ブライアンが、サムソンビッグという1頭を、かつて無名時代に敗れた経験から、実は恐れていた、と云う文脈で語られていた。このサムソンビッグは、ブライアン三冠の年の、きさらぎ賞優勝馬である。
94年 きさらぎ賞優勝 サムソンビッグ 94年菊花賞最下位
08年 きさらぎ賞優勝 レインボーペガサス 土曜富士S 7着
11年 きさらぎ賞優勝 トーセンラー
わたくしが、最終トウショウフリークの位置、1枠1番に置かれた、このトーセンラーに注目したのも、読み筋として自然だった。結果は裏目、裏を択んでしまった格好だ。
当日の出馬表で、
3番10番 の強調 東京2R の2頭のダイワ馬配置
京都5R の2頭のレッド馬配置
これらで見られ、これは前記事で申し上げた通り、該当72ページの 枠連 2-5 と同じく、この秋最初のGⅠ
スプリンターズステークス
1着 5枠10番 カレンチャン 池添謙一
2着 2枠 3番 パドトロワ 安藤勝己
この二人のレースの強調。要するに、今回菊花賞の 1着 池添謙一 2着 安藤勝己 この暗示だった、と云うのがサインの読み解きで、わたくしとてそのことを十分に感じ、これを申し上げた上で、トーセンラー中心、直線でオルフェーヴルとの叩きあいの可能性を2番手評価とし、ほぼ2点での大勝負、を結論として申し上げた、昨日朝だったものである。
そもそも、巨視的に見れば、シンボリルドルフ死去。この報道をJRAが指し示したことが、三冠馬誕生の意思表明だったと言える。わたくしはそれを踏まえ、敢えて薄めで勝負に出た。
堂々たる史上7頭目の三冠馬に輝いた以上、もう敬意を以て申し上げるが、大震災の年の記憶として、
あのオルフェ三冠の年 東日本大震災の2011年
これを歴史化し、記憶にとどめたかったのであろう。三冠馬を誕生せしめたのは、紛れも無く、3・11 東日本大震災 だったと見る。馬名意味・金細工師 これは、奥州の歴史の代表、藤原氏の中尊寺金色堂に代表される黄金文化。これを刻んだ名も無き名工らを偲ぶものであり、またギリシャ神話の「オルフェ」。これは、亡き妻を連れ戻そうと冥府に踏み込む男のお話である。亡き被災者を偲び、思う、その心の丈をこの1頭に込めた競馬界の三冠誕生劇だったと言える。
それだからこそ、余計に思う。
来年は凱旋門賞挑戦というオーナーサイドの意向だが、わたくしは、この1頭は、必ず『悲劇』で幕を閉じると思う。今年、失くした物の代表だからだ。
従って、次走、有馬記念なのかどうか知らないが、わたくしは買う積もりは無い。
名馬ドリームジャーニーが、ジャニー喜多川さんだったように、馬には託された人物、運命がある。
映画『黒いオルフェ』は、リオのカーニバルを舞台にしたこのギリシャ悲劇の再現だが、この日曜はブラジルカップの日、ブラジルの週だったのである。
日曜東京甲斐路ステークス。実に明瞭なサインで、甲斐のレースの当日に、先だってシンゲンがいた9番にケンシン(上杉謙信)馬がいたので、6番人気 7枠9番 アロマカフェ から入り、常套手段で人気上位に繋げ、馬連42倍 馬単83倍 を頂いたが、ブラジル自体で、オルフェのいる7枠が不発で、また甲斐路の 14番目の池江泰寿厩舎 1.7倍のファリダット が不発だった。これで、どうやら 7枠14番 オルフェーヴル 池江泰寿 仕方なし、と踏んだが、直線最後、わたくしの狙った 1番14番 この間に、道中最後方の 13番 が差し、割って入り、ゴールだった。
改めて、皇后陛下喜寿 77歳 おめでとうございます。この祝意を込めた 7-7 だった。
わたくしは解かった上で、これを囮と見做した。人気通り、つまらない菊花賞だったとも言える。
余韻に耽る暇もなく、今週は、またまた大一番 天皇賞・秋 である。待っていたレースでもある。
菊花賞、大勝負が成就しなかったので、ご案内の年間御登録だが、限定数を増やし、お受けさせて頂くこととする。オルフェーヴルと同じ勝負服の ブエナビスタ 皆様は買われるお積りなのかどうか!
御登録希望は
sir_delacroix@yahoo.co.jp まで
菊花賞当日の最終 京都プレミアム でも、池添謙一騎乗の圧倒的1番人気馬 トウショウフリーク が出走してきた。わたくしは、この1頭とオルフェーヴルが並べられていること自体に意味を読んだ。
菊花賞 オルフェーヴル 4連勝中 1番人気 騎手・池添謙一
最終R トウショウフリーク 4連勝中 1番人気 騎手・池添謙一
この共通性に加え、わたくしはその4連勝以前の5走前のレースに着目した。共に3着に敗れていた上に、実にそのレースの勝ち馬が
オルフェーヴル 5走前 きさらぎ賞 勝ち馬 トーセンラー
トウショウフリーク 5走前 未勝利戦 勝ち馬 ビッグウィーク
実に、一方は、去年の菊花賞馬。実はもう1頭が今年の菊花賞馬なのでは。その疑いも抱いた。
実に、この5走前のレース。これが今回のポイントであることは間違い無かった。
具体的に、わたくしと同じ事を感じられた方も多かったろうが、菊花賞の出馬表を見たとき、これが今年のきさらぎ賞、これを意識していることは、はっきりと解かった。
きさらぎ賞
5枠 6番 トーセンラー 1着
6枠 7番 リキサンマックス 2着
7枠 9番 オルフェーヴル 4着
7枠10番 ウインバリアシオン 3着
菊花賞では、この7枠の同居が再現されていたからである。
7枠13番 ウインバリアシオン
7枠14番 オルフェーヴル
即ち、今回の菊花賞は、このきさらぎ賞の再戦であり、あとはこの「再び7枠同居」の事実の解釈だった。
私自身も、皆様方に2通りの解釈を申し上げた。
1つ きさらぎ賞で、7枠同居で敗れた2頭が、今回はリベンジを果す。
1つ きさらぎ賞で、7枠同居で敗れた2頭が、再び敗れ、きさらぎ賞馬に栄冠が行く。
私は後者を取ってしまったのである。リベンジと言うには、この2頭は大き過ぎると感じた。きさらぎ賞で遅れを取ったとは言え、その後ダービーで1・2着。菊花賞最大の前哨戦と言われる神戸新聞杯でも、1・2着し、菊花賞でも堂々、1・2番人気で、これはリベンジの機会というよりも、受けて立つ立場である。逆にきさらぎ賞と同じ出馬表であること自体が、きさらぎ賞馬の訴えなのではないか。
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94年 きさらぎ賞優勝 サムソンビッグ 94年菊花賞最下位
08年 きさらぎ賞優勝 レインボーペガサス 土曜富士S 7着
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わたくしが、最終トウショウフリークの位置、1枠1番に置かれた、このトーセンラーに注目したのも、読み筋として自然だった。結果は裏目、裏を択んでしまった格好だ。
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3番10番 の強調 東京2R の2頭のダイワ馬配置
京都5R の2頭のレッド馬配置
これらで見られ、これは前記事で申し上げた通り、該当72ページの 枠連 2-5 と同じく、この秋最初のGⅠ
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この二人のレースの強調。要するに、今回菊花賞の 1着 池添謙一 2着 安藤勝己 この暗示だった、と云うのがサインの読み解きで、わたくしとてそのことを十分に感じ、これを申し上げた上で、トーセンラー中心、直線でオルフェーヴルとの叩きあいの可能性を2番手評価とし、ほぼ2点での大勝負、を結論として申し上げた、昨日朝だったものである。
そもそも、巨視的に見れば、シンボリルドルフ死去。この報道をJRAが指し示したことが、三冠馬誕生の意思表明だったと言える。わたくしはそれを踏まえ、敢えて薄めで勝負に出た。
堂々たる史上7頭目の三冠馬に輝いた以上、もう敬意を以て申し上げるが、大震災の年の記憶として、
あのオルフェ三冠の年 東日本大震災の2011年
これを歴史化し、記憶にとどめたかったのであろう。三冠馬を誕生せしめたのは、紛れも無く、3・11 東日本大震災 だったと見る。馬名意味・金細工師 これは、奥州の歴史の代表、藤原氏の中尊寺金色堂に代表される黄金文化。これを刻んだ名も無き名工らを偲ぶものであり、またギリシャ神話の「オルフェ」。これは、亡き妻を連れ戻そうと冥府に踏み込む男のお話である。亡き被災者を偲び、思う、その心の丈をこの1頭に込めた競馬界の三冠誕生劇だったと言える。
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日曜東京甲斐路ステークス。実に明瞭なサインで、甲斐のレースの当日に、先だってシンゲンがいた9番にケンシン(上杉謙信)馬がいたので、6番人気 7枠9番 アロマカフェ から入り、常套手段で人気上位に繋げ、馬連42倍 馬単83倍 を頂いたが、ブラジル自体で、オルフェのいる7枠が不発で、また甲斐路の 14番目の池江泰寿厩舎 1.7倍のファリダット が不発だった。これで、どうやら 7枠14番 オルフェーヴル 池江泰寿 仕方なし、と踏んだが、直線最後、わたくしの狙った 1番14番 この間に、道中最後方の 13番 が差し、割って入り、ゴールだった。
改めて、皇后陛下喜寿 77歳 おめでとうございます。この祝意を込めた 7-7 だった。
わたくしは解かった上で、これを囮と見做した。人気通り、つまらない菊花賞だったとも言える。
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