覇王の馬券密議

中央競馬の壮大な演出劇の真実・・・ターフ裏の怪人が饒舌に説き聴かせる回顧と予想

劇走!人気薄発射サイン

2011年10月18日 05時44分04秒 | Weblog
 では、連動貫徹、1枠を読んだ秋華賞の読みの一端をご紹介しよう。

 先週該当59ページ。何故、オルフェーヴルが映っていたのか。これがそのまま、同じ主戦ジョッキー、池添謙一のホエールキャプチャを教えている可能性は、無論、在った。在ったと云うよりそれでは直接伝授になってしまうが。まず

   皐月賞   
      2枠 4番 サダムパテック     岩田康誠      2着 
      6枠12番 オルフェーヴル     池添謙一      1着 

 これと全く同じ2人のジョッキーの配置が、秋華賞で造型されていた。

      2枠 4番 アヴェンチュラ      岩田康誠      2番人気
      6枠12番 ホエールキャプチャ   池添謙一      1番人気 

 しかも、この両者で1・2番人気である。皐月賞と同じ、この両頭で決まる、それほど競馬はまた甘くないのも事実。実際、1着・3着に終わる。

 わたくしはもうひと捻りして考えた。この59ページが、上記配置からも、今年の皐月賞を暗示していることは間違いない。が、全くそのままという、競馬が競走ではなく、知的なサインゲームだと云うことを御承知で居られながら、余りに単純に考えられる方々と異なり、わたくしは向こうの秘めた作為を読み解く作業に耽る。今年の皐月賞 枠連 2-6 かつてこれと同じ皐月賞が思い当たった。

   1998年 皐月賞 

    1着 2枠 3番 セイウンスカイ    
    2着 6枠12番 キングヘイロー   

 そして、わたくしが連動レースからも浮かび上がらせていた1頭との合致も明らかだった。

   98年皐月賞   6枠12番 キングヘイロー      馬主・浅川吉男 
   11年秋華賞   1枠 1番 キョウワジャンヌ     馬主・協和牧場 

 ある程度競馬に精通しておられる方々なら、直ぐ気付く。実は、この協和牧場と浅川さんは、実質同一馬主であり、勝負服も全く同じである。

 さらに該当、16ページ。第1回 ジャパンカップ の事が記されているが、第1回 JC は枠連 1-8 で決まっている。また、もう1つの該当、46ページ。テイエムオペラオーの快進撃の年の回顧記事だが、秋華賞の該当ページでテイエムを出す以上、2001年の秋華賞を1枠で快勝した、テイエムオーシャンのことを暗に訴えている可能性がある。
 申し上げた通り 

    事前に察知している連動レース(秋華賞過去15回で15回連動!) → 1枠
    該当ページからの読み込み  JC オーシャン からの         → 1枠

 これらから、7番人気と云う人気薄ながら 1枠1番 キョウワジャンヌ 浮かび上がってくる。

 決め手は、当日のTVの競馬中継だった。

    ゲスト解説   坂口正大 元調教師    
                マヤノトップガン キングヘイロー の管理調教師 

 この坂口先生が、キングヘイローの高松宮記念制覇の折、感激で涙を流したシーンは鮮明である。

 ここまで揃え、解かる者だけに解かるように、演出配置し、レース前、最早 1枠1番 キョウワジャンヌ 本命視となる。

 レースがスタートすれば、主役は向こう。わたくしとて、俄か仏教徒と化して、数珠の無い両手で祈る想いでレースを見守ることは、ある。騎手がやり違うことの無いよう(この程度の格の高いレースで、トップジョッキーばかりを取り揃えたメンバーでやり違うことはほぼ絶対有り得ない!)
、祈りつつ、ジョッキーの腕前も堪能する。また、ポーカーフェイスぶりも味わう。発走前、輪乗りで安藤勝己がさかんに福永マルセリーナに話しかけている。如何にも、桜花賞をマルセリーナで制した先輩名手らしく、「この馬はこう扱って、こう乗るんだよ」とアドバイスをおくる風情であり、無論、カメラを意識した名優・アンカツの光る好演である。兄娘が太宰くんと結婚したので、うれしさもひとしおと云うところか。このようにパドックでも、マイクの前でもアーティストに徹することが出来るプロこそを、名ジョッキーと呼ぶ。中央には多くの騎手がいるが、いつも脚光を浴びる一流とそうでない控え役とがいるが、競馬が演出であることなどはおくびにも出さず、「勝負」に徹する者にわたくしも酔わされる。大舞台で負けるときの松岡正海の直線での追いっぷり。このところいつも、唸る。

 結局、59ページ オルフェーヴル この勝利した2つのGⅠ 皐月賞 ダービー この両方の2着ゼッケン位置 2枠4番 1枠1番 で秋華賞は決まった。


 皆様、今週の 第72回 菊花賞 既に解かっている今週の該当『優駿』11月号の2つのページを、どう読み込まれているだろうか。

 それから、今週日曜、東京のあのレースだが、サイン明らかで、公開予想したいほどだが、それは出来ない。

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