オークスの前日だった。
土曜競馬、テレビ東京中継番組で、桜花賞でクリスチャン・デムーロに乗り換わり、栄光を持っていかれた丸山元気の特集があった。丸山くんのお父様は群馬県の高崎競馬で1800勝を越える勝ち星を挙げた名手。
そのお父様から、「元気、頑張れよ!」のメッセージが放映され、元気自身がコメントする。無論、オークスで有力視される桜花賞馬アユサンの強調、地方で活躍した父から中央のジョッキーとなり晴れ舞台を踏む息子への激励である。手塚調教師も、もともと元気が丹念にレースを教え込んできた馬、状態の一番良い本番だけ、気の毒なことをした、などとコメントを添える。
この特集のビデオが終わると、TV東京番組、アップになった評論家・原良馬さんが一言のたまう。
こういうキズナをGⅠでは大切にしたいですね
無論、意味は解かっていた。翌日、アユサンの枠がオークスで優勝し、その翌週は言わずもがな。
また、桜花賞前日、元気自身が競走中止、翌日桜花賞アユサンの乗り換わりの原因となったのが、4月6日(土)福島5Rでの
1枠 1番 エイティグローリー 丸山元気 → エイティ(第80回ダービー)の栄光
これである。そんなことは十分承知していた。わたくしが、露骨過ぎ、囮と判断しただけである。
今年の 第80回 ダービーは 1枠 1番 キズナ 優勝 元気、覚えとれよ!
今週のJRA報道で、また宝塚への大きなメッセージ、発射枠示唆が放たれた。また〇枠である。
古い話だが、かつてJRAでは、初心者への入門に、毎年 KEIBAカタログ なる小冊子を製作、配布していた。ウインズとかで手軽に手に取れる、競馬のイロハ、また何よりも大切な馬券の買い方を指南したビギナー向けサービスである。
平成2年、この小冊子冒頭で原良馬が、「私の思い出のダービー」で、キーストンが逃げ切ったダービーが忘れられないと語った。無論、その年のダービーが アイネスフウジン の逃げ切りで決まることを訴える為の、年頭挨拶である。
このいつもにこやかでスマートなおじ様、曲者で、わたくしも大好きだが、人が悪い。人畜無害系ながら時にとんでもないことを平然とした顔で言ってのける。無論、JRA演出サイドの人間で、競馬の裏を知っているバイプレーヤー、したたかな回し者である。この国営賭博が、この方のお顔を拝見していると、ほんのりした公序良俗に思えてくる。凄みがあるほどの、癒し系おじさんパワーである。わたくしなど、折にこの方の笑顔の悪夢を見るほど。抜刀して斬り込みをかけ、目の前でシャモ鍋をつつくにこやかなこの方の笑顔に出遭ったなら、わたくしならどうするか。先ず共に一杯やり、トウカイテイオー辺りの思い出のダービーを語り合うだろうな。
キズナのダービー後、翌週の安田記念はこのキズナ・ダービーと同じ 枠連 1-5 で決まり、またその翌週、先週のエプソムカップはキズナと同じ、馬主・前田晋二さんのクラレントの優勝。
キズナ・ダービー後 これが連続するこのところなのである。
宝塚記念も何が待ち受けているか。
わたくしは既に察知している。
宝塚、買わないかんぜよ!
皇后陛下、御本復をお祈り申し上げます。
御登録は
『詳細希望』 または 『登録希望』 の件名にて、空メールを下さい。
宝塚が終わってから、ここで御披露申し上げるが、今年の中央競馬のテーマは ・・・