ＧⅠ２着馬 キーとなったサイン

　先週　土曜日夜９時過ぎ記事にて、日曜出馬表の中の　過去のＧⅠ２着馬　がサインされており、これが日曜メインのキーになるのでは、との読みを披露した。無論、御登録各位様は別として、この場ではこの１頭に関しては、レース後でないと申し上げられない。この１頭からは、驚きの結末が用意されていた。

　この１頭とは

　　　１１月６日（土）　福島　９Ｒ　高湯温泉特別　　

　　　７枠１２番　ケイティマジック　　　　　　　菊沢一樹　　清水英克　　　１３着
　　　７枠１３番　カレンマックナイト　　　　　　藤懸貴志　　平田修　　　　　７着　


　馬券圏外の同居２頭馬名への織りみ込。演出者側がよくやる手で、かつて来日した外国馬　マジックナイト　この分散配置、強調である。

　　　１９９１年　第１１回　ジャパンカップ　　　

　　　１着　８枠１４番　ゴールデンフェザント　　　　　スティーヴンス　
　　　２着　２枠　３番　マジックナイト　　　　　　　　バデル
　　　３着　６枠１１番　シャフツベリーアベニュー　　　ガウチ　　　　　　
　　　４着　３枠　５番　メジロマックイーン　　　　　　武豊　　　池江泰郎　　１番人気　

　　　　　　　（１５頭）　

　このＧⅠ前哨戦であった「事件」とは大差で先頭ゴール、その後、歴史的最下位降着となった　メジロマックイーン　の秋の天皇賞である。期待された　武マック　当然、ＪＣでも１番人気に推されたが４着止まりの馬券圏外。　

　この　ＪＣ２着馬　を踏まえ　枠連　２－８　馬連　１４番３番　の再現可能性がある。まずこう踏んだ。結局はこれそのままではなく、３着　６枠　が絡む結末が正解だった。
　

　偶然で次の日曜メインが起こっている訳ではない。

　　　１１月６日（日）　福島１１Ｒ　フルーツラインカップ　

　　　１着　２枠　２番　ヤマトコウセイ　　　　　　　　小林脩斗　　武井亮　　　２番人気
　　　２着　６枠　９番　マラードザレコード　　　　　　亀田温心　　鈴木孝志　　９番人気
　　　３着　８枠１２番　ジゲン　　　　　　　　　　　　斎藤新　　　中村直也　　１番人気　
　　　　　　　（１３頭）

　　　１１月６日（日）　阪神１１Ｒ　第１２回　みやこステークス　　

　　　１着　７枠１４番　サンライズホープ　　　　　　　幸英明　　　羽月友彦　１１番人気　
　　　２着　６枠１２番　ハギノアレグリアス　　　　　　福永祐一　　四位洋文　　２番人気　
　　　３着　２枠　３番　オメガパヒューム　　　　　　　横山和生　　安田翔伍　　１番人気　
　　　　　　　（１６頭）

　共に　ゴールデンフェザント　マジックナイト２着　の　ジャパンカップ　枠連　馬連　共に　１・３着　で、３着の６枠が２着に割って入ると云う工夫、結末。

　目を転ずる　アルゼンチン共和国杯　では、このＪＣ同様、武マック　不発位置　３枠５番　テーオーロイヤル　と云う長距離戦で最も強そうな馬を配置して　１番人気　６着　の囮。


　わたくしも　みやこ　１２番　ハギノアレグリアス　は、１１月号１２ページから高評価していたが、この　１９９１年　ＪＣ　上位勢組み合わせから　３連複　２１１倍　さほど困難な馬券では無かった。
　　
　日曜福島特別戦にさりげなく織り込んだ　１９９１年　ジャパンＣ　を見よ、のメッセージだった。


　１２ページ　サンデーの勝負服　での　クリスチャン・デムーロの　歓喜の姿とて、ＪＲＡ国内ＧⅠ、このジョッキー最初の　タイムフライヤー　で勝利した　２０１７年　ホープフルステークス　を暗示している訳で、このＧⅠと同じ　枠連　４－８　アルゼンチン共和国杯　正解で、２着が　８枠　武豊　と云うのも合致していた。この時の武の２着馬は、矢張り先週該当６０ページ掲載の　ジャンダルム　だったと云う仕掛け。これをわたくしが逃す訳がない。テーオーロイヤル　を切っての的中だった。向こうは巧妙に織り込み、サインしている。この知的ゲームの戦いなのだ。十分自ら研ぎ澄ましていないと、太刀打ちできない。


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