平成30年10月1日~10月5日までの5日間、国立病院機構関東信越グループ『平成30年度 信州高遠人材育成・交流研修』に参加してきました。この研修は、関東信越地区に所在する国立病院・療養所、国立高度専門医療センター、国立ハンセン病療養所の若手職員を対象に、共同生活を通じて協調性や連帯感を養うこと・これからの国立病院機構等を担う創造的な人材育成を目的に30年以上続いている伝統的な研修です。主催は関東信越地方医務局(関東信越厚生局)です。以前は、赤城を研修場所としていましたが、平成26年より信州高遠へ移し『信州高遠人材育成・交流研修』となっています。
研修には看護師・薬剤師・臨床検査技師・栄養士・事務職員など、国立病院機構関東信越グループで働いている様々な職種の方が参加しており、多くの方と交流することができました。また、自施設紹介があり、国立病院機構関東信越グループのそれぞれの施設の特色を知ることができました。
研修内容としては、講義や班別討議、登山や野外炊事などを行いました。講義では「自己理解と他者理解」という題でアサーティブ・コミュニケーションを学び、「患者の立場を経験して、医療従事者に期待するもの」という題で医療従事者として大切なことは何かを考えさせられました。班別討議では、それぞれ課されたテーマに沿ってグループで話し合い、最終日に発表を行いました。
信州高遠人材育成・交流研修会に参加し、多くのことを学ばせていただきました。今回の研修で私は、自主的に行動し、自分の考えを人に伝えることを目標にしました。すぐに変えることは困難でしたが、目的を持って研修に参加したことで気づけることがありました。例えば、積極的に行動するためには目的が必要であり、その目的を達成するためには情報が必要でした。また、情報を得るためには人と関わらなければいけませんでした。これは、仕事でコミュニケーション・情報共有が大事と言われている理由でもあるのではないかと思いました。患者様に質の高い医療を提供するために、チーム医療として同職・他職種間での積極的なコミュニケーションをとっていくことが必要であると感じました。
今回の研修を通して、学んだことや気づいたことをこれからの仕事に生かしていきたいと思います。また、様々な職種の方と知り合い、交流することができたので、今後も困ったときに相談をしたり、情報交換をしたり、さらに交流を深めていきたいと考えています。
C20(PT)
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