みなさん こんにちは
東埼玉病院リハビリテーション科です。
今回お話するのは、「リハビリと栄養」
病院では、患者さんの栄養について多職種で考える「NST:栄養サポートチーム」活動を行っています。この活動では、栄養面で難渋している患者さんに対し、生活や病態、運動量等を踏まえて、適切な栄養を提供するにはどうしたら良いのかと話し合う場になります。
そのため、栄養という専門性の高い知識を栄養士以外のコメディカルも備えておく必要がでてきました。
でも、専門知識も無く「とりあえず形だけでも出席して」「自信が無い」「話についてけない」と考えている人達も多いはず…
そこで!
臨床栄養の専門知識を持った資格
「NST専門療法士」
というものが2004年(現:日本栄養治療学会)により創立されました。
引用元:日本栄養治療学会https://www.jspen.or.jp/
これは、毎年10月に京都府で行われる試験を通過することで得られます。
ここで主任をしている私は、今年この試験を受験しました!!
その受験資格は、40時間の必須研修や日本栄養学会の認めるセミナーや学会参加等で30単位取得が必要など、ややハードル高めではあります。
詳しくは、日本栄養治療学会(JSPEN)HP参照ください。
こうして、一年以上かけて栄養に関する知識を深めて試験に臨むわけです。
知っていますか?
糖質は4kcal呼吸商1.0、脂肪は9kcal呼吸商は0.7。脂肪はエネルギーにもなり、二酸化炭素の産生率も減少させるため、COPDに対して栄養でアプローチできることを。
知っていますか?
体温37.0℃からは1℃上昇する毎に1日平均150mLの必要水分量をプラスして考えなければならないことを。
このように、試験の合否にかかわらず、過程で得た知識だけでも臨床に大きく役立っていると実感します。
多職種で同じ知識を共有し、ディスカッションできることで治療の質は格段に上がります。
ぜひ、医療職の方にはこの資格はもちろん、栄養について目を向けるきっかけになっていただければ幸いです。一般の方々へも、運動して力をつけるには栄養が必要不可欠であることも認識していただければと思います。
私は、11月に来るであろう試験の合否を静かに待ちたいと思います。
最後まで、この投稿を閲覧いただき誠にありがとうございます。
このブログが役に立ったと思われましたら、【いいね】をお願いします。
それではまた。
東埼玉病院リハビリテーション科ホームページはこちらをクリック
【注意】
本ブログの掲載記事は,個人的な見解を含んでおり正確性を保証するものではなく,
当院および当科の総意でもありません.
引用や臨床実践等は各自の判断と責任において行うようお願いいたします。
東埼玉病院リハビリテーション科です。
今回お話するのは、「リハビリと栄養」
病院では、患者さんの栄養について多職種で考える「NST:栄養サポートチーム」活動を行っています。この活動では、栄養面で難渋している患者さんに対し、生活や病態、運動量等を踏まえて、適切な栄養を提供するにはどうしたら良いのかと話し合う場になります。
そのため、栄養という専門性の高い知識を栄養士以外のコメディカルも備えておく必要がでてきました。
でも、専門知識も無く「とりあえず形だけでも出席して」「自信が無い」「話についてけない」と考えている人達も多いはず…
そこで!
臨床栄養の専門知識を持った資格
「NST専門療法士」
というものが2004年(現:日本栄養治療学会)により創立されました。
引用元:日本栄養治療学会https://www.jspen.or.jp/
これは、毎年10月に京都府で行われる試験を通過することで得られます。
ここで主任をしている私は、今年この試験を受験しました!!
その受験資格は、40時間の必須研修や日本栄養学会の認めるセミナーや学会参加等で30単位取得が必要など、ややハードル高めではあります。
詳しくは、日本栄養治療学会(JSPEN)HP参照ください。
こうして、一年以上かけて栄養に関する知識を深めて試験に臨むわけです。
知っていますか?
糖質は4kcal呼吸商1.0、脂肪は9kcal呼吸商は0.7。脂肪はエネルギーにもなり、二酸化炭素の産生率も減少させるため、COPDに対して栄養でアプローチできることを。
知っていますか?
体温37.0℃からは1℃上昇する毎に1日平均150mLの必要水分量をプラスして考えなければならないことを。
このように、試験の合否にかかわらず、過程で得た知識だけでも臨床に大きく役立っていると実感します。
多職種で同じ知識を共有し、ディスカッションできることで治療の質は格段に上がります。
ぜひ、医療職の方にはこの資格はもちろん、栄養について目を向けるきっかけになっていただければ幸いです。一般の方々へも、運動して力をつけるには栄養が必要不可欠であることも認識していただければと思います。
私は、11月に来るであろう試験の合否を静かに待ちたいと思います。
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