こんにちは、東埼玉病院リハビリテーション科の作業療法士です。
今回は、患者さんと行っているアクティビティについて紹介します。
そもそもアクティビティとは何かというと、いくつかの定義があります。その中の一部を紹介すると、
アクティビティ(作業活動)とは、作業療法士が対象に対して行う治療、指導、援助のひとつで、
人(患者、利用者等)がある目的(課題)に向かって対象(環境)に対して働きかけることを通して、
人が本来持っている特性を活かすことにより、成果(身体的・精神的・社会的・経済的)
を生み出すプロセスである。」(参考書:基礎作業学)と書かれています。
アクティビティは脳卒中、骨折、認知症、神経難病等様々な病気の方に
治療として用いる場面が多くあります。
東埼玉病院にはバラエティ豊富な物品が揃っています。
人気なのはアイロンビーズや折り紙です。アイロンビーズでは、アニメキャラクター等を作成して
リハビリ室に飾っています。
折り紙は高齢の患者さんでよく使用します。
折り紙は手先のリハビリや、記憶力、注意力、積極性向上が望めます。
この作品は神経難病の患者さんが作成した物です。
折り紙を始める前はリハビリに対して非積極的でしたが、同じ部屋の患者さんやスタッフに
作品を褒められることで自己肯定感も上がり、周囲とのコミュニケーションの機会が増え、
今では、作品を作ることを楽しみにされています。
また、筋ジストロフィー病棟では療育さんが毎年オータムフェスティバルを開催しています。
アクティビティを出品するために作業療法士と一緒に作成する方が多くいます。
このブログでも患者様の作品を掲載しているため、バックナンバーも是非注目してみて下さい。
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【注意】
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