東埼玉病院 リハビリテーション科ブログ

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療法士による吸引プログラム

2018年11月15日 | 活動報告

平成22年に理学療法士等による喀痰等の吸引(以下,吸引)の実施に当たって,養成機関や医療機関等において必要な教育・研修等を受けた理学療法士等が実施することと通知されました。吸引の実施に至っては,講習会などを講じる旨が記載されています。当院でも療法士による吸引の必要性は以前から検討されており、講義やシミュレーターによる実技研修が実施されましたが、諸々の事情により患者さんへの吸引を実施するまでに至りませんでした。
今年度より計画を改め、新たに療法士による喀痰等の吸引プログラムを作成しました。7月30日に院長による吸引に関する講義が開催され、10月からはシミュレーターによる実技研修が実施されております。この実技研修で看護師長によるチェックを受けた者が実際の患者に対しての吸引最終チェックを受けることができます。最終チェックは一定の経験を積んだ看護師が評価し、すべての項目にチェックが付くと合格となります。
患者への吸引を実施する際には、初回の吸引前に必ず担当看護師と相談し、吸引におけるアセスメントや注意点等の情報を共有します。そして、重症患者や手技が未熟である場合は適宜看護師に依頼するようにいたします。
年内中にはすべてのリハ科スタッフが喀痰吸引を実施できるように準備いたします。よろしくお願いいたします。



G19(PT)


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