草木の新芽が萌え出ずる頃となりましたが皆さん、如何お過ごしですか。
国立東埼玉病院リハビリテーション科の理学療法士です。
日本不整脈心電学会では会が主催する心電図知識に関する検定として心電図検定というものがありますが、
この度、当院のリハビリテーション科のスタッフ3名が第7回心電図検定3級・4級(3級2名・4級1名)を受験し
見事合格致しました。
現在日本は高齢化が進んでおり、当院も高齢の患者さんが入院されます。高齢の方は入院された原因の病気
に加えて、元々心臓が悪い場合があります。また当院には心機能が低下してしまう筋ジストロフィーの方も
入院されています。
なので、リハビリテーションを行う上で大切になるのは、心臓の状態を把握しながら安全に運動を行う事が
大切になります。
心臓の状態を把握するといった点で心電図を判読するスキルが必要になります。
心電図検定の対象者は医師・看護師だけでなく心電図に興味がある人であれば誰でも受験可能です。
心電図検定は4つの級に分かれています。
1級
心電図の高度な判読力を有するもの
循環器専門医、心電図に深く精通したメディカルプロフェッショナル
2級
心電図の中等度~高度な判読力を有するもの
一般循環器医、循環器勤務ベテランメディカルプロフェッショナル
3級
心電図の基礎〜中等度の判読力を有するもの
一般臨床医、循環器勤務メディカルプロフェッショナル
4級
心電図の基礎的な判読力を有するもの
循環器勤務数年のメディカルプロフェッショナル、心電図に興味のある医学生など
となっています。
1級は専門医、2級は循環器病棟で専門的に勤務しているなどが目指すレベルなので、
当院のリハビリテーション科スタッフでは3級を取得できると、とても心強いと感じております。
これからは今回受験したスタッフを中心にどんどん他のスタッフにも教育をしてもらいながら
リハビリテーション科全体でさらに精進していければと思います。
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【注意】
本ブログの掲載記事は,個人的な見解を含んでおり正確性を保証するものではなく,
当院および当科の総意でもありません.引用や臨床実践等は各自の判断と責任において行うよう
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