東埼玉病院 リハビリテーション科ブログ

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椿山いきいきサロンへ行ってきました!

2023年07月18日 | 活動報告

毎日、蒸し暑い日が続きますが、お変わりなくお過ごしでしょうか。

先日、蓮田市の椿山自治連合会が主催されている、椿山いきいきサロンにて、嚥下についてのお話をさせて頂きました。

80人ほどの地域住民の方々が参加してくださり、時に笑いもあり、和やかな雰囲気でした。

お話の後、参加者の方から服薬についてご質問があったので、今回のブログでは服薬についてお話をしたいと思います。

お薬を飲むとき、上を向き、水で薬を流し込むことがあると思います。しかし、上を向いた姿勢で飲むと、誤嚥の危険性が高まります。そのため、以下の点に気を付けてみましょう。

・口の中が乾いているときはあらかじめ、水分をとり、口の中を湿らせましょう

・飲むときは、軽くあごを引き、自分のおへそを見るようにしましょう。

※ノーズカット(下の写真)のコップを使用すると、上を向かずにスムーズに水分が飲めます。

・水だけ喉に流れ込み、薬が口の中に残りやすいときは、服薬ゼリーやとろみ水を使って飲みましょう。

とろみ剤を使うときは、人によって飲みやすいとろみの濃度が異なるため、医療機関にご相談下さい

・薬を飲んだ後、口や喉にお薬が残ってしまった場合は、軽く顎をひき、前・やや斜め右・やや斜め左と首の角度を変えながら、数回、唾や少量の水分を飲みましょう。

・薬が飲み難い場合は、医師や薬剤師に早めに相談しましょう。                  

 ※薬の形態、大きさ、飲み方の指導などをしてもらえます。

最後に、いきいきサロンでもお話をした、当院の嚥下入院ついてご紹介します。

対象は、疾病の種類は問わず飲み込みにお困りの方です。(急性期治療中は対象外)

入院期間はおおむね2週間程度で、嚥下造影検査などの検査や、リハビリテーション、指導を行っています。ご利用されたい方は、かかりつけの医師にご相談の上、当院へご連絡下さい。

 

まだまだ、暑苦しさが続き、体調を崩しやすい時期ではありますが、どうぞ、皆さんお体をご自愛ください。

 

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【注意】

本ブログの掲載記事は,個人的な見解を含んでおり正確性を保証するものではなく,

当院および当科の総意でもありません.

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