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毎日、蒸し暑い日が続きますが、お変わりなくお過ごしでしょうか。
先日、蓮田市の椿山自治連合会が主催されている、椿山いきいきサロンにて、嚥下についてのお話をさせて頂きました。
80人ほどの地域住民の方々が参加してくださり、時に笑いもあり、和やかな雰囲気でした。
お話の後、参加者の方から服薬についてご質問があったので、今回のブログでは服薬についてお話をしたいと思います。
お薬を飲むとき、上を向き、水で薬を流し込むことがあると思います。しかし、上を向いた姿勢で飲むと、誤嚥の危険性が高まります。そのため、以下の点に気を付けてみましょう。
・口の中が乾いているときはあらかじめ、水分をとり、口の中を湿らせましょう。
・飲むときは、軽くあごを引き、自分のおへそを見るようにしましょう。
※ノーズカット(下の写真)のコップを使用すると、上を向かずにスムーズに水分が飲めます。
・水だけ喉に流れ込み、薬が口の中に残りやすいときは、服薬ゼリーやとろみ水を使って飲みましょう。
とろみ剤を使うときは、人によって飲みやすいとろみの濃度が異なるため、医療機関にご相談下さい
・薬を飲んだ後、口や喉にお薬が残ってしまった場合は、軽く顎をひき、前・やや斜め右・やや斜め左と首の角度を変えながら、数回、唾や少量の水分を飲みましょう。
・薬が飲み難い場合は、医師や薬剤師に早めに相談しましょう。
※薬の形態、大きさ、飲み方の指導などをしてもらえます。
最後に、いきいきサロンでもお話をした、当院の嚥下入院ついてご紹介します。
対象は、疾病の種類は問わず飲み込みにお困りの方です。(急性期治療中は対象外)
入院期間はおおむね2週間程度で、嚥下造影検査などの検査や、リハビリテーション、指導を行っています。ご利用されたい方は、かかりつけの医師にご相談の上、当院へご連絡下さい。
まだまだ、暑苦しさが続き、体調を崩しやすい時期ではありますが、どうぞ、皆さんお体をご自愛ください。
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【注意】
本ブログの掲載記事は,個人的な見解を含んでおり正確性を保証するものではなく,
当院および当科の総意でもありません.
引用や臨床実践等は各自の判断と責任において行うようお願いいたします。