婆さんが行く

婆さんの食卓とワンコ

ガビチョウ

2010-06-23 11:33:44 | Weblog
会社の帰り道
「ピーピー キィーキィー」
頭上で表現しがたい声で鳴く鳥がいる。
この頃 日中 藪の中から出たり入ったり派手な声で騒いでいる鳥かもしれません。
ヒナでもいるのだろうか?と双眼鏡で見てみたが なんだかよくわからない。
鳥の種類も特定できなかった。
目の周りが白くて なかなか可愛らしいのだが、ヒヨドリでもない。
この声は、もしや 眉白(勝手につけた名)の仲間かな?
歩き出すと鳴く
この鳥の囀りは、どうしても好きになれない。
はっきり言って 嫌いなの!ってつぶやく
道の真ん中で声の主を探して見上げていると
知らない方にご挨拶をされた。
「こんにちは」
「こんにちは」
「ガビチョウですね!」
「えっ!?ガビ?」
「あの鳥は外来種で中国の鳥なんですよ。最近 多摩川辺りに生息して夜明けから囀り この頃はおかげさまで睡眠不足ですよ」
「まぁ・・」
そのまま通り過ぎて行きました。
ガビチョウは、意に介せず囀る。
ピンク色がかった茶色に見えた それは、やはり眉白だった。
どうしてガビガビかは、後で知った。
中国名で『画眉』
目の周りが白いからのようです。
この鳥 いろんな鳥の囀りをマネできるようです。
囀りが美しいというのだが・・?
まあ 聞きようによってかもしれない。

ペットして飼われるはずが、籠から放されて たくましく繁殖したようです。

これガビちゃん 画像拝借いたしました

        木製パレット屋のつぶやき


下水道の旅

2010-06-22 15:05:18 | Weblog
子供の頃(昭和30年代)のトイレは、汲み取り式の和式便所
臭いがたちこめないように白いフタがしてあり
しゃがんだ所に掃き出し窓があり 右手にはちり紙箱
このちり紙も最初はごわごわのグレー色 まもなく白い色になってうれしかった記憶があります。
田舎のほうは、トイレはふたつ
一つは、廊下の端に大きなカメ
もう一つは、外で小屋みたいなところに板が二枚渡してあるだけ
落ちそうな気がして ずいぶんがまんをしました。
昭和60年代から水洗便所が普及して
あれよあれよというまにお便所は、急成長を遂げたのではないでしょうか?
臭いのないトイレ
その水も台所の水も目にふれることなく下水に流れて・・
最近まで深く下水道を考えることなく過ごしてきました。
この頃 妙に気にかかります。
マンホールのフタ、下水管からはじまって
地域の処理場
最終的な処理場
たぶん 川に流れるのだと思うのだが
どこからなのだろうか?とか
ついに空想で下水道の旅をはじめました。
大きなゴキブリにあったり 巨大なネズミに遭遇したり
突然の工場の廃液 油には悩まされます。
豪雨には、あやうく死にかけました。
しばらく旅は続きそう

青梅

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急がば回れ

2010-06-21 15:47:33 | Weblog
六月九月の着物は単衣 裏地がないのです。
それ以外は(襦袢、帯揚げ、帯締めなど)ほとんど夏と一緒の仕度です。
この時期、中途半端な気候で 特に暑い日、着物を着ている時はいいのだが・・
帯揚げをほどくと もういけない
湯気でもたっているのではないかと思ってしまう。
帯を巻いているところは、汗でぐっしょり
お茶の稽古時 先生がおっしゃったことを反芻して また汗が出る。

「お忙しいのはわかります。でもね 急がば回れという言葉がありますよ」

心がはいらず すらすらとなぞったようなお手前をしていたのでしょう。いきなり びし!っと注意を受けてしまった。
その言葉にしばらく呪われたようなことばかりおきてしまって

どうぞお許し下さいとつぶやきたくなりました。

車の鍵など全て落してしまって 下をむきながら道を行ったり来たり
次から次へ『急がば回れでしょ!』と自分を叱咤激励したくなることばかりが起こってしまう。
蒸暑さを さらに倍増させた数日




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生き死には過程のなかで・・

2010-06-18 12:11:38 | Weblog
      

瑞穂にあるお客様からの帰り道 
途中に葬儀場があるのでしょうか 喪服の方々がたくさん歩いていらっしゃいました。

人は、生きているのも過程で 死ぬのも過程だとつくづく思う。
思い残しや言い残しがなかった旅立ちなんてないのだろう・・

週末 生母の夫の葬送が遺言により船上でとりおこなわれます。
遺灰を海にまいてのお別れです。
お墓も何もなく跡形もなく消えて さようならです。

私もその時がきたら何事もなかったかのように消えていきたいものです。



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