広田さくら vs つぼ原人
【GAEA JAPAN】広田さくら vs つぼ原人 2003年2月11日 東京・後楽園ホール
わらじ祭りは古くは「ゆやの祭りと」言われ、三重県志摩市大王町波切(なきり)で毎年9月の申の日に行われる大草鞋を中心とした祭りです。
再興以来300年以上の伝統的を誇る祭りです。
江戸時代に書かれた古文書の中には平安時代の寿永年間(西暦1182年頃)を始まりと記した物があり、古文書通りであれば、820年余りの長き祭りとなります。
元禄十六年に復興され、後に韋夜権現の秋祭り、韋夜権現祭と言われる様になりました。
わらじ祭りのハイライトは、わらじを稚児が曳くわらじ曳き神事、わらじを海へ流すわらじ流し神事です。
現在の言い伝えではにダンダラボッチの民話が元になっているとされています。
八大龍王に追われて波切にやってきたダンダラボッチが韋夜神(いやのかみ・地域の信仰上では八大龍王の徳叉迦の孫にあたります)に一計を講じられ退散するという物語です。
わらじ曳き神事は三重県の無形文化財に指定され、志摩市の代表的な祭りでもあります。
韋夜社の神事で韋夜神(闇淤加美神)の神事です。祭りの形式から、八束水臣津野神の国曳き神話が元になっているものと見られています。
わらじ流し神事はこの地で信仰の有った紀州熊野那智大社の補陀落信仰と國狭槌神の信仰と見られています。海の向こうに神の国、常世の国があるという信仰です。この草鞋を流す須場の浜にあったのが桂昌寺。元は、波切と船越の間、大滝の上流付近に有ったお寺で、大滝に住んでいた神様、桂昌寺の本尊、星神様などが伊雑宮の御田、和具大島の潮かけ祭りへと関わっていくことになります。