おそらくFAXの問題で「ファクシミリ(G3機)」が出題されるかと思われます。
ファクシミリの画像データはA4原稿1枚当たり標準モードで約Mbitの情報量になります。
MH符号
ファクシミリのG3で使われている、データ圧縮用符号(一次元符号化方式)。
ランレングス圧縮とハフマン符号を組み合わせたような仕組みになっている。
例えば、黒の画素が3つ続いている部分は「10」、白が4つ続いている部分は「1011」というように符号化する。
この符号は、頻繁に現われるものはビット数の少ない符号になっているが、その画像において効率のよい符号の組み合わせを都度作るのではなく、統計的に得られた度数分布を元にした固定的符号を用いている。
ここが本来のハフマン符号とは違う点である。
実際の圧縮率は6倍以上になり、100dpiであれば、A4の原稿をほぼ1分以内で送ることが可能である。
MHとファクシミリG3・・・
管理人は前回FAXの問題で轟沈しました・・・
光学系や撮像系の特性による輝度ムラに対して、一様な明るさの画像になるように補正する処理のことです。
シェーディングとは、画像処理装置の観測系における、
カメラ光学系の周辺減光、撮像素子の感度の不均一性等によって
生じる対象画像の本来の輝度と映像信号との間の変換特性の不整合のことです。
画像の周辺部が中心部に比べて暗いと言うような輝度ムラとなって現れます。
画像全体が平均的に一様な明るさとなるように補正するのがシェーディング補正です。
具体的には、全体が一様な輝度分布を特つ画像に対する画像処理系への入力デー夕を用いて、
全画素に対する変換特性を事前に求めておき、この変換特性に基づいて輝度を補正します。
シェーディングシート
デジタル式の画像形成装置は、原稿照明ランプの光量のばらつきやイメージセンサの受光素子の感度のばらつき等に起因して生じるイメージセンサの出力のばらつきを補正するため、シェーディング補正という処理を行うようになっている。
ここで、シェーディング補正とは、原稿を原稿照明ランプで照明する前に、
先ず白色のシェーディングシートを照明し、その反射光量をイメージセンサで測定し、
その測定結果をイメージセンサの各画素毎に出力して、
この出力値と目標出力値からイメージセンサの全画素に対する補正係数を算出・記憶し、
実際の原稿走査時に、その補正係数を使用してイメージセンサの出力値を補正する処理をいう。
画像形成装置は、上記のようなシェーディングを補正を行うことにより、
原稿濃度を正確に読み込むことができ、高精度の画像形成が可能になる。