ATRAC(アトラック、Adaptive TRansform Acoustic Coding)は、ソニーが開発したオーディオの非可逆圧縮技術・規格名、および後年開発された関連技術群の総称。いずれも、ソニーグループや、その他家電系メーカーの開発した規格・製品で主に利用される。
ATRACでは、QMF (Quadrature Mirror Filters) とMDCT(変形離散コサイン変換、Modified Discrete Cosine Transform)が利用されている。
エンコード過程においてはまずQMFに2回通され、帯域ごとに3分割される。このうち最初の通過で高音域 (11.025~22.05kHz) が分離され、2回目では残った音域が低音域 (0~5.5125kHz) と中音域 (5.5125~11.025kHz) に分離される。
分離後は、各々の帯域でMDCTが行われる。このMDCTの回数は場合によって変化し、高音域では1サウンドフレームあたり1回もしくは8回、低・中音域においては1回もしくは4回とされている。
ミニディスクにおける利用
ATRACは、音楽用のミニディスク規格で採用された。ステレオ (通常292kbps) 、モノラル (通常146kbps)の2つのモードが用意されている。
最初期のMD機器で用いられていたソニー製ATRACコーデック"ATRAC Ver.1"では実記録ビットレートに現在の半分しか割り当てられていなかったため、MP3より記録音質が極端に悪かった。このことがATRACの音質に対する悪印象を定着させてしまったことから、ATRAC Ver.1はその後の普及・展開にも大きな影響を及ぼしたコーデックとして悪名高い。
なお、データ用MDであるMD-DATAやMD-DATA2でも音声を記録する場合のフォーマットとして使われることがある。
WPSとは、無線LAN端末(パソコン・スマートフォン・ゲーム機など)とAtermを、簡単に無線接続させるための機能です。
無線LAN端末側のWPSを起動させ、Aterm本体の『WPSボタン』を1回長押しすれば、無線接続が完了します。
WPSによるAtermの無線接続手順は、以下をご覧ください。
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無線LAN端末(パソコン・スマートフォン・ゲーム機など)の無線機能を有効(オン)にして、WPSを起動します。
※ 無線LAN端末によって、WPSの起動方法は異なります。無線LAN端末に添付の取扱説明書をご確認ください。
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手順1完了後から、1分以内にAterm本体の『WPSボタン』を長押し(*1)してください。
*1 LTEモバイルルータの場合は、ディスプレイの[設定]-[簡単無線設定]-[WPS]を順にタップしてください。
POWERランプが緑点灯から緑点滅(機種によって緑とオレンジに交互に点滅)に変わりましたら、ボタンを放してください。
ご参考
『WPSボタン』の場所は、機種ごとに異なります。
詳細な場所は、Atermの『らくらくスタートボタン』『WPSボタン』はどこにありますか?よりご確認ください。
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緑点滅から少し待つと、POWERランプがオレンジ点灯に変わります。以上で設定は完了です。
オレンジ点灯は、10秒ほどで緑点灯に変わります。(*2)
*2 LTEモバイルルータの場合は、「WPSの設定が完了しました。」とディスプレイに表示されますので、「終了」をタップしてください。
※ 設定を失敗した場合は、POWERランプが約10秒間赤色に点滅します。
2021.7.3
記載漏れがありました。
追加記載 とあるサイトから抜粋
リチウムイオン電池を長期保管する際は、実は完全放電状態でも満充電状態でもいけません。
完全放電状態で保存してはいけない理由
まずは長期間放置するときに、完全放電状態(SOC0%)ではいけない理由について解説していきます。完全放電状態とは放電終止電圧まで放電を行った電池のことを指します。
リチウムイオン電池を始めとした電池には自己放電という、何もしなくてもエネルギーを消費してしまう原書うが起こります。自己放電はリチウムイオン電池でも電池により異なりますが、最近のリチウムイオン電池であれば自己放電量は年で10%弱程度であるといえます。
(性能の良いリチウムイオン電池であれば1%程度の製品も存在します。)
そのため、完全放電状態で長期間使用しないで放置(保存)している場合、SOCが0%を切る過放電状態となります。
過放電状態になると電池は発火に至ることはほとんどないですが、電池の容量の急激な低下や内部抵抗の大幅な上昇などという、電池の劣化が起こります。
そのため、リチウムイオン電池を長期的に放置する際には、完全放電状態(SOC0%)にしないようにしましょう。
満充電状態で保存してはいけない理由
リチウムバッテリーを満充電状態にした状態で保管すると、電池の電圧が高い状態で保たれるために、電池材料に負担がかかり、劣化が大きくなります。
つまり、できるだけ劣化させない(容量低減、内部抵抗の上昇)ために高い充電状態(SOC)で保管してはいけないのです.
結局はSOC30~50%で保管すると良い
リチウムイオン電池の性能にもよりますが、結局はSOCは30~50%程度で保管すると劣化も起きにくく、過放電になるリスクも避けられます。
ただ、過放電になることが心配な人は定期的にバッテリーテスターなどでその電圧を測定し、放電終止電圧に達していないかどうかをきちんと確認しましょう。放置しておいたからといって発火する可能性は低いため、そこは安心してください。
適切な保管方法をとり、リチウムイオンバッテリーをより安全な状態を保ちましょう。
リニアPCMはサンプリングされたデータそのもので、変換処理をしないかぎり理論的には劣化しない。しかし、データの効率的な保存は考慮されていないため、サンプリングレートや量子化ビット数を増やすにつれファイルサイズが大きくなる。MP3など圧縮音源で数MBの曲がハイレゾで数十MB、数百MBになる理由はこれだ。
そこで利用されるのが「可逆圧縮(ロスレス)」のコーデック。リニアPCMを符合化(ある規則に沿ってデータの並び/格納パターンを整える処理)することで、データをコンパクトにすることが目的だ。再生時にはリアルタイムに元のリニアPCMへと変換され、理論上音質の劣化は生じない。「FLAC」と「ALAC」が代表的な存在で、リニアPCMを約6割程度のデータサイズにまで小さくできる。符合化するときオリジナルの情報を完全に残すため、理論上音質劣化しないことが特徴だ。
一方、「非可逆圧縮(ロッシー)」のコーデックは、データサイズがオリジナルの1割になるほど高い圧縮率を実現できる反面、符合化するときに可聴帯域外の音(人間の耳が感知できないとされる高周波数帯)を除去してしまう。ハイレゾの利点といえるリアルな音場・奥行きの表現は、可聴帯域外の音の存在が大きく影響していると考えられているため、非可逆圧縮のコーデックで処理された音はハイレゾに分類されない、という考えかたが支配的だ。実際、上述したJEITAと日本オーディオ協会の定義でも、非可逆圧縮された音源をハイレゾに含めていない。
方式 | 代表的な形式 | 音質 | 圧縮率 (PCMを100%として) |
---|---|---|---|
非圧縮 | WAV | ◎ | 100% |
AIFF | |||
可逆圧縮 | FLAC | ◎ |
60~70%程度
|
ALAC | |||
非可逆圧縮 | MQA | 15~25%程度 | |
MP3 | △~○ | 10~20%程度 | |
AAC | |||
Ogg Vorbis | |||
WMA |