2種類のDECTでの試験問題があります。
「DECT」と「DECT準拠方式」です。
DECT準拠方式について
■ 国内新無線方式「DECT準拠方式」とは
DECT準拠方式は、2011年3月に策定された新しいデジタルコードレス電話機の標準規格です。
DECT(Digital Enhanced Cordless Telecommunications)はETSI(欧州電気通信標準化機構)の商標で、
世界で広く普及している無線通信方式のひとつです。
当社の製品はARIB(一般社団法人電波産業会)の標準規格「ARIB STD-T101」に準拠しています。
■ 2.4GHzコードレスとの違いはなにか
使用する周波数帯、通信方式が異なります。
■ 使用する周波数、通信方式は
1.9GHz帯(1,895.616MHzから1,902.528MHz)の周波数を使用します。通信方式は、TDMA-WB(時分割多元接続方式)です。
■ DECT準拠方式の特長は
- 他機器との電波干渉による通信障害を低減
無線LANとの干渉がないので、ファクスや電話による通話品質の維持に貢献 - 無線部での電力消費量は従来の1/2に。さらに超低消費電力モードも実現
リチウム電池駆動の窓センサーなど、省電力を活かした機器を新提案 - データ転送の高速化~同じ時間で従来の4倍の情報量を転送可能
テレビドアホンのワイヤレス子機の画像がスムーズに - 中継アンテナのカスケード(連結)接続が可能に
2台の中継アンテナをカスケード(連結)接続することでコードレス機器の送受信エリアが拡大
■ DECT準拠方式デジタルコードレスは2.4GHzデジタルコードレスと何が違うのか
DECT準拠方式は、2011年3月に策定された新しいデジタルコードレス電話機の標準規格です。
使用する周波数帯が2.4GHzではなく、1.9GHzで広帯域の音声/データを通信することが出来ます。
また、2.4GHzデジタルコードレス電話機と異なり無線LANや電子レンジの影響を受けない特徴があります。
<互換性>
■ DECT準拠方式であれば、どのメーカーの商品でも登録して使えるのか
2011年秋以降に発売する当社のDECT準拠方式採用新製品で、指定機種間でのみ登録して使えます。
■ Panasonicの旧機種デジタルコードレス電話の子機は増設できるのか
通信方式と通信手順が異なるため増設できません。
互換性については、下図を参考にしてください。