旅のウンチク

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旅先での問題解決=その1

2020年01月15日 | 旅行一般

 習慣も考え方も違うところに出かけるわけですから、旅先では様々な問題に向き合わなければならなくなる事が多々あります。

 この事が旅に出るときに人を不安にさせる要因の一つだと思うのですが、様々な問題に向き合う事はひいては自分と向き合うことになったり、場合によっては自分の成長にもつながる”旅先での良い経験”の一つでもあるのです。

 だいたい、毎日の生活でも、仕事でも、学業でも常に問題は発生するわけですし、そういった状況の下で直面する問題は正しく処理することを要求される場合が多い点ではより難しい問題だと言えます。

 旅先での問題の多くは些細な事で、仕事で抱える問題とは違って必ずしも良い形で解決する必要が無い点では気楽に取り組めるものです。それ以上の問題には巻き込まれないように用心する事が大切になってきます。

 問題解決について考える前に問題とのかかわり方について考えてみましょう。

 それを問題とするかどうか。

 これが旅先で気楽に過ごすための一つのコツとなる場合もあります。自分が不快に感じる事や不愉快な事、居心地が悪いことがいちいち問題なのかどうかという話です。

 食事が口に合わない、宿が自分の好みでないなどから始まって、エアコンが故障しているとか、シャワーにお湯が出ないとか、これらの事は問題な場合もあれば、我慢できる場合もあり、よく考えれば問題ですらない場合もあります。

 たとえばエアコンが壊れていても、夜になったら気温が下がって結局エアコンなんていらなかったといった具合。

 あるいや、気温が高すぎて水シャワーの方が気持ちよかったとかいう場合もあるでしょう。飲みすぎてシャワーも浴びずに寝てしまったとかも考えられますね。
 
 つまり、思い通りでなくても、そのこと自体が自分にとって問題となるかどうかはまた別の話。解決しようとするのであればそれなりに労力を必要としますから、それより我慢してしまおうという判断も旅先では正しい問題との向き合い方の一つなのです。問題を問題ではなくするわけです。

 ライフスタイルに柔軟性をもたせられる余地が多いほど、解決しなければならない問題は少なくて済む事になります。

 もちろん、旅先で出会う問題のすべてをこの方向で片付けてしまうのはあまりよい事とは言えませんが、問題でもない事を問題視してイライラしたり、不愉快な思いを呼び起こしたりする必要もないという事は旅の途中での時間や労力を無駄にしないうえでも、あるいは非日常を楽しむうえでもある程度は必要だと思うのです。

 思えば我々の日常生活においても、よく考えれば大した問題でもない事を大問題のように考えて心を病んだりしている事は時々ありますね。

 問題解決に向けて動き出す前に、ホントにそれが問題なのかどうかを考える時間を持ってみるのは毎日必要な事なのかもしれません。



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