過去に旅の計画立案という記事を3部書いた事がありますが、旅の計画をたてるのは実際に旅することと同じように楽しめる作業であって、私の仕事の特典でもあります。
私は最近は”丸投げ”されてくるプランニングはほとんどお受けしていません。グループ旅行の幹事さんからの依頼などはもちろんお受けしますが、個人旅行のプランニングについては、まず、プランニングする事が結構楽しめることに気がついてもらうべきだと考えているからです。ご自身で立てられたプランニングを送っていただくケースもあります。”実現可能か確認してほしい”というわけです。
以前関わった国内旅行のプランニングでは、相手方の担当者に”旅行は計画と下見がすべてですよね。”と言われた事があります。私の考えは少し違っていて、ある程度の計画は必要だけれども、実行段階では常に調整しながら進行するのが現実だと思うのです。
いや、完全に計画通りに行く事もあり得るとは思うのですが、それは徹底的に安全圏で手配をした場合。不確定要素を完全に排除する姿勢を取ればよいわけですが、そんな旅は楽しいのかどうかという疑問を覚えます。
わけがわからない事態に陥ってドキドキしたり、逆に思いもしなかった幸運に恵まれて予定よりも長居したり、そんな風に心を揺らすのは旅の楽しみの大きな部分ではないでしょうか。
半年とか1年の予定で度に出たなら計画なんて最初からなくても大丈夫ですし、実際、計画なんて机上の空論になってしまうに違いありませんが、限られた日数で旅をするならある程度の計画は必要です。とはいえ、ある程度の”糊代”を組み込んでおくことも必要です。
たとえば、私の立てている企画の"タイ&ラオス路線バスの旅"では、ルアンパバーンでの滞在を2泊にしています。時々、”本当は事前手配してるんでしょ”とヤラセを考える方がおられますが、事前手配はしていないので計画通りにうまくいかなくなる可能性は常にはらみます。計画どおりにいかなくなった場合の調整用の1日をちょうど日程の中間あたりにあるルアンパバーンに持ってきています。計画通り行った場合は1日フリータイムになります。観光地として早く開けたルアンパバーンならフリータイムもたいていの人にとって歓迎できるだろうという読みです。
予定通りいって、なおかつ参加者がルアンパバーンを好きになれなかったらビエンチャンへ移動してしまうとか、途中の街に1泊するとか、そういう計画調整だってできるのです。
"スーパーカブで旅するタイ北部"も同じく事前手配をしていませんが、これは自分たちの移動手段を持っている分もっとシンプルで、計画通りいかなくなったら滞在する場所とルートを変更して対応する作戦です。
不安を打ち消すために細かい計画を立てたくなるのが人情というものですし、旅を知らない人にとっては”計画とした身が全て”という事になるのかもしれませんが、いくら細かく計画を立てても、たとえ綿密な下見をしたとしても、本番の当日には状況が変わっている事は当たり前ですし、そうなった時に計画が綿密だったばっかりに身動きが取れなくなる事を避けるのが旅の計画の勘所です。
計画への柔軟性の組み込み方は人それぞれですが、うまくいかなくなった時に調整する方針を決めておく事が重要です。
わかりやすい方法としては、訪問を諦める場所を決めておくとか、宿泊日数を減らす場所を決めておくのが良いと思います。
私は最近は”丸投げ”されてくるプランニングはほとんどお受けしていません。グループ旅行の幹事さんからの依頼などはもちろんお受けしますが、個人旅行のプランニングについては、まず、プランニングする事が結構楽しめることに気がついてもらうべきだと考えているからです。ご自身で立てられたプランニングを送っていただくケースもあります。”実現可能か確認してほしい”というわけです。
以前関わった国内旅行のプランニングでは、相手方の担当者に”旅行は計画と下見がすべてですよね。”と言われた事があります。私の考えは少し違っていて、ある程度の計画は必要だけれども、実行段階では常に調整しながら進行するのが現実だと思うのです。
いや、完全に計画通りに行く事もあり得るとは思うのですが、それは徹底的に安全圏で手配をした場合。不確定要素を完全に排除する姿勢を取ればよいわけですが、そんな旅は楽しいのかどうかという疑問を覚えます。
わけがわからない事態に陥ってドキドキしたり、逆に思いもしなかった幸運に恵まれて予定よりも長居したり、そんな風に心を揺らすのは旅の楽しみの大きな部分ではないでしょうか。
半年とか1年の予定で度に出たなら計画なんて最初からなくても大丈夫ですし、実際、計画なんて机上の空論になってしまうに違いありませんが、限られた日数で旅をするならある程度の計画は必要です。とはいえ、ある程度の”糊代”を組み込んでおくことも必要です。
たとえば、私の立てている企画の"タイ&ラオス路線バスの旅"では、ルアンパバーンでの滞在を2泊にしています。時々、”本当は事前手配してるんでしょ”とヤラセを考える方がおられますが、事前手配はしていないので計画通りにうまくいかなくなる可能性は常にはらみます。計画どおりにいかなくなった場合の調整用の1日をちょうど日程の中間あたりにあるルアンパバーンに持ってきています。計画通り行った場合は1日フリータイムになります。観光地として早く開けたルアンパバーンならフリータイムもたいていの人にとって歓迎できるだろうという読みです。
予定通りいって、なおかつ参加者がルアンパバーンを好きになれなかったらビエンチャンへ移動してしまうとか、途中の街に1泊するとか、そういう計画調整だってできるのです。
"スーパーカブで旅するタイ北部"も同じく事前手配をしていませんが、これは自分たちの移動手段を持っている分もっとシンプルで、計画通りいかなくなったら滞在する場所とルートを変更して対応する作戦です。
不安を打ち消すために細かい計画を立てたくなるのが人情というものですし、旅を知らない人にとっては”計画とした身が全て”という事になるのかもしれませんが、いくら細かく計画を立てても、たとえ綿密な下見をしたとしても、本番の当日には状況が変わっている事は当たり前ですし、そうなった時に計画が綿密だったばっかりに身動きが取れなくなる事を避けるのが旅の計画の勘所です。
計画への柔軟性の組み込み方は人それぞれですが、うまくいかなくなった時に調整する方針を決めておく事が重要です。
わかりやすい方法としては、訪問を諦める場所を決めておくとか、宿泊日数を減らす場所を決めておくのが良いと思います。
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