旅のウンチク

旅行会社の人間が描く、旅するうえでの役に立つ知識や役に立たない知識など。

電車と携帯電話

2008年10月03日 | 時事
昨日から久しぶりに、しばらくバイクの無い生活を送ることになりました。事故をやったとか、バイクが壊れたといった重大な事件が発生したのではなく、車検を受ける必要が発生したのでバイクを預かってもらったのであります。鉄道で移動することは日常、ほとんど無いので、電車での通勤は新鮮な気持ちです。少し旅気分も味わえるというものです。

そんな中、面白いなと思ったのは電車と携帯電話の関係。私が利用する東京メトロの車内放送で案内される法則は以下のとおり。

車内では基本マナーモード。通話はしないこと。
優先席の周辺ではマナーモードではなく、電源を切る。

携帯電話のメールをほぼ使わない私にとって、車内で通話を禁止しているのにマナーモードというのは最初、理解不能だったのですが、通話はだめだけれどメールは良いという意味であるという事が、あまりにも多くの人がメールをしている光景で、ようやく理解できました。
 
本日の出社時は、優先席の前のつり革につかまっていました。つり革にも、壁面にも携帯電話の電源を切るように訴える小さなステッカーが貼られています。が、そこでも堂々とメールをする人々が・・・。

携帯電話の発する電波などは、ペースメーカーなどに影響を与えないと言う話もありますし、実際、病院内には医療機器からもっと多種多様な電波、電磁波が発生しているという話もありますが、我々たいていの人間にはそのことを証明してみせることはできませんよね。優先席にペースメーカーなどの機器を使っている方が座っていて、そこで携帯電話を使用して、ペースメーカーに悪影響を与える可能性は残っているわけです。あなたのメール、他人の生命を危険に晒してまで送らねばならないほど重要なものなのですかと聞いてみたくなりますね。

それほどまでに重要なメールなのであれば、優先席から離れて送信、受信を行えばよいだけの事なのですが、まあ、あれだけ多くの人が優先席周辺でメールを送受信していたら、その影響が誰かの生命を奪ったとしても、誰の携帯電話が原因かわかりませんから気にかけないというイメージでしょうか。

これと対照的に思えるのは航空機の離着陸時。操縦室の電子機器に影響を与えるかどうかについてはこれも賛否両論あるのですが、”自分の”生命を危険に晒してまでメールや電話をしている人はまず見かけません。


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