12月5日に開催した「環境フォーラムinかわぐち」、新型コロナウィルス感染防止対策を講じながら三密を避け開催しました。
特別講演でお話いただいた、お笑いコンビ「マシンガンズ」の滝沢秀一氏。
笑いあり、驚きあり・・・のあっという間の1時間でした
奥さまの出産を機に始めたアルバイトが、ごみ清掃員。仕事をしながら、たくさんの事に気づいたそうです。
例えば・・・
「お金持ちの高級住宅街」と「一般住宅街」、出るごみが違う!!!
お金持ちの高級住宅街は「ごみの量が少なく、健康グッズや高級美容液が多い」。一方、一般住宅は「ごみの量が多く、栄養ドリンクや発泡酒が多い」etc
コロナ禍、お金持ちの家からは「交換したシャワーヘッド」や「無添加の宅配サービス」が多く、一般住宅からは「たくさんの洋服」がとても多かったそうです。
ちなみに・・・シャワーヘッドを節水シャワー仕様に交換することで、使うお湯の量が大きく減り地球温暖化防止に役立ちます。洋服は・・・みんな「断捨離」したんですね~!!
ごみから、人の消費行動が見えてくるそうです。
そして・・・一番の問題は、ごみ集積所だそうです。
つぶさないでそのまま出しているペットボトルは、かさばって持って行くのが大変
とにかく出せば・・・という出し方だと、ごみを収集する人は大変です・・・
収集するときに困ったゴミも紹介されました。
「袋をしばらないで出す人」・・・持って行くの大変なんです
「一般ごみの中に”びん”を混ぜて出す人」・・・持っただけで分かります
「猫のエサ缶」・・・洗わないまま出すと、ハエが卵を産んで大変
「小学生の防犯ブザー」・・・電池が入ったままだと、音がなった時うるさくて大変
「生ゴミの水分」・・・ごみ汁はくさい(絞って出してね)
そして、これ↓
何だか分かりますか?
「破けたビーズクッション」
破けると・・・中に入っていたビーズが飛び散り、静電気でくっつき、それはそれは大変なんだそうです(ごみ袋に貼り紙をするなどして、分かるようにしておいてくださいねとのこと)
「スイカまるごと」ごみとして出してきた人もいるようで・・・動画で、つぶれたスイカが映し出されると、なんともいや~な気持ちになりました。もったいない・・・スイカが可哀そう・・・
まだ食べられる食品(食品ロス)も沢山ごみに出されているそうです。
これからの時期、年末の大掃除で「ごみピット」は溢れんばかりになるというお話も。
最後の滝沢氏の言葉で、一番印象に残った言葉があります。
「4R」
よく言われている3R(リデュース、リユース、リサイクル)に加えて、リスペクト
モノに対するリスペクト、清掃員の方に対するリスペクト、買う時にもモノに対して敬意を払って買う、もったいないという気持ち・・・「自分の好きなものを、思い入れをこめて使って欲しい」
とても素敵なお話でした。
年末の大掃除、捨てるものに「今までありがとう」というリスペクトの気持ちをこめて、持っていってくださる方に「ありがとう」というリスペクトの気持ちをこめていただけたら嬉しいです(浅羽)
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