10月から開催した「川口市民大学」の全4回が終了しました。
開催にあたっては、当日も会場設営や運営などのお手伝いをしました。
第1回目は、埼玉県環境科学国際センターの本城慶多氏による「地球温暖化(影響と対策)」でした。
以下、戸塚西公民館の館報から許可をいただき引用して掲載します。
10 月 16 日(土)、川口市民大学後期講座「環境講座~地球のこれからについて考えよう~」を開催しました。本講座は、地球温暖化を中心とした環境問題の現状を学び、これからの生活のあり方を考えるきっかけになることを目的としています。
全 4 回で開催する講座の第 1 回目は埼玉県環境科学国際センター地球温暖化対策担当の本城慶多氏に講師をお願いしました。(本城慶多氏)
講座では、20 世紀後半の気温の上昇が人間活動が原因であると見て間違いないこと、このまま温室効果ガスの排出が進むと今世紀末までに地球の平均気温が約4°C上昇する見込みであることな
ど、地球温暖化の現状についてお話がありました。
その上で、今後、一定の気温上昇は避けることはできず、それに適応していく必要性や、温室効果ガス削減のために様々な分野で行われている取り組み、これからの課題などについてとても分
かりやすくお話いただきました。
私も後ろでお聞きしていましたが、印象的だった言葉をいくつか書きたいと思います。
「16世紀から17世紀にヨーロッパで描かれた絵には、湖の氷がカチンコチンに凍っている絵が多いですね(今とは違う風景です)。」
「埼玉県の温室効果ガス排出量の特徴として、家庭部門と運輸部門の排出量が大きい」
「温室効果ガス削減方法として、(1)電源の脱炭素化 →(2)電化 →(3)カーボンオフセット」
「温室効果ガスの排出枠は、今後、取り合いになってくるでしょう。」
「二酸化炭素排出量を 何トン削減するか(低炭素)ではないんです。今後、どうやってゼロにするか(脱炭素)ということなんです。」
特に、最後の言葉はとても印象的でした。本城先生、どうもありがとうございました。(浅羽)
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