これからのエネルギーとして期待されている、水素と酸素の化学反応による「燃料電池」をテーマにした授業のご報告です。
実施日時:2021年11月18日(木) 10:45~14:35
[1時限ずつの授業を3クラスに実施]
実施校:戸塚東小学校 6年生 110人
教科名:理科
単元名:私たちの生活と電気
授業計画:私たちの生活に必要な電気エネルギーについて、地球環境に優しい燃料電池による発電の体験をし、これからの生活に役立てる
講師:東京ガス株式会社 学校教育情報センター
実施場所:教室、学校玄関前
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今回の授業「燃料電池ってなんだろう?」は、東京ガス株式会社の出前授業プログラムの1つです。
生活の中で使用している様々なエネルギーについて考えた後、大気中に二酸化炭素を排出しない(=水しか出さない)、水素と酸素との化学反応によって電気を作る「燃料電池」について学びました。
そして、燃料電池の発電実験。
水素と酸素を反応させて電気を作り、
LEDランプを光らせたり、
プロペラを回したり。
発電実験の後は、「燃料電池自動車」を見学しました。
この燃料電池自動車は、川口市が保有しているもので、川口市環境総務課の職員の方が朝日環境センターから持ってきてくださいました。
川口市では、持続可能で低炭素な市民生活・事業活動の実現を目指し「かわぐちグリーン・エナジー戦略」を策定しています。その中で、次世代自動車普及促進のため、公用車に次世代自動車を導入したり、燃料電池自動車の購入に対し支援金を出しています。
川口市の方から燃料電池自動車についての説明を聞いた後、
車から取り出した電気で、扇風機が回るのを見たり、みんなで鉛筆を削ったりしました。
最後に、担当の先生からのコメントをご紹介します。
「全力であおいだ団扇で発電させる実験から、普段何気なく使っている電気を貯めるのはなかなか大変であることを知り、環境に優しくエネルギーロスも少ない燃料電池のよさを感じられました。燃料電池から供給された電気で、鉛筆を研がせてもらった児童が大変喜んでいたのがとても印象的でした。」
※参考情報
・「かわぐちグリーン・エナジー戦略」(川口市環境総務課)
・「地球温暖化対策活動支援金」(川口市環境総務課)
エネルギーの問題はますます重要になってきています。授業を通して、エネルギーについて関心を持ち、さらに学びを深めていくきっかけとなりましたら嬉しいです。(浅羽理恵)
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