今朝見つけたスノードロップ
午後には開き始めました
あれから一年になります
この一週間は、いろんな震災関連の番組を見ることになりました
手付かずの被災地が数多くあります
特に原発問題を抱える被災地は進みたくても進めません
原子力発電所で作業に関わっている相手に娘さんを嫁がせた男性が
娘さんに「子供は産むな」と言ったという話には胸がつまりました
親としてなんと悲しい言葉でしょう
「震災だけなら復興できるんだ」
「原発があるからダメなんだ」
ほんとうにそうだと思います
友人たちが山形へ新潟へと避難しています
自分の身体よりも孫たちのために一緒に自主避難しているのです
「早く帰りたい」との年賀状もありました
あの時東京に住む友人さえも、妊娠中の娘さんを遠く関西に避難させたそうです
みんな母として行動を起こしていました
幸いと言っていいのか、我が家には幼い子がいないのですが
あの時娘に言ったことは、近い将来出産となった時
「里帰りして出産することは諦めて」と言いました
一年経ってこの状態、まだまだ幼い子への影響が心配です
俵万智さんの避難の短歌があります
彼女はシングルマザーで震災当時仙台にいたらしいのですが
原発事故後、我が子を連れて沖縄に避難したそうです
子を連れて西へ西へと逃げてゆく愚かな母と言うならば言え
まだ恋も知らぬ我が子と思うとき「ただちには」とは意味なき言葉
この歌だけでウルウルです
痛いほど気持ちがわかります
当時の緊迫感が伝わります
みんなこのような気持で決断して自主避難して行ったのだと思います
考えても仕方ないと思いつつ
地震だけだったら、地震だけだったら、もっと復興に向け
気持ちが前向きになるのにと思ってしまいます
庭は何ごともなかったかのように、例年通りの開花が始りました