「世直し太郎」の政局斜め読み

偏向マスメディア報道の本質を直観力で読み解き、内外の話題を大胆に斬っていきます。とりわけ大中華帝国主義許すまじ!です。

アフリカの地を中国の「アフリカ自治区」にして良いのか?

2013年06月02日 | 中国共産党問題
ぜひ日本政府は、「民主主義は国情と合わない」と言い切る国から今後とも支援を受け続けたいかどうか、あらためて「TICAD Ⅴ」参加のアフリカ諸国首脳に尋ねるべきですね。

 これからの時代は、単なる経済的な支援規模で、アフリカ支援を中国と比較する事はあまり意味をなさないと思います。中共政府がやろうといていることは間違いなく「遅れてやってきた帝国主義者の植民地政策」の何物でもありません。

 いや、もっと質が悪いのかもしれません。なぜなら、単なる現地の資源の搾取ではなく、まさにアフリカに中国人を送りこみ、経済圏のみならず行政権として現地化していくわけで、これは「国家乗っ取り」なわけです。それこそ「アフリカ自治区」への布石政策と言えるでしょう。アフリカはまた奴隷になる選択をしたいでしょうか。そうではないはずです。

日本は世界の近現代史として、中国の各自治区の歴史をアフリカ各国に知ってもらう努力をした方が良いと思います。2千万人もの子どもに質の高い教育環境を提供すると言うなら、その延長線上で、将来グローバルに活躍するアフリカ諸国民へ、「正しい歴史観教育」もセットで支援すべきですね。そう思います。

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【産経抄】6月2日

http://sankei.jp.msn.com/world/news/130602/chn13060203060000-n1.htm

ナイル川中流にあるルクソール神殿は古代エジプトの遺跡である。その貴重な神殿の壁に彫られた人物像に、中国語による落書きが見つかった。中国国内で「悲しくて、恥ずかしいこと」として、ネット上で犯人捜しが始まる騒ぎとなった。

 ▼あげく「特定」された中学生の両親が、地元紙で謝罪したという。中国各紙が伝えたニュースだ。それにしても中学生でエジプト旅行とは、中国も相変わらず羽振りがいい。落書きを見つけたのも中国人観光客だといい、最近の中国のアフリカ進出ぶりを見る思いがした。

 ▼中国の対アフリカ援助は3年間で200億ドルに上るそうだ。日本のアフリカ向け年間ODAは18億ドルだから、その勢いはすごい。カネだけではない。地下資源や農業の将来性に目をつけた政府がヒトもどんどん送り出す。今アフリカで最も目につくのが中国人の姿だという。

 ▼開発途上の国にとってカネもヒトもありがたい。だから中国としても、援助をつぎ込むことでアフリカ諸国を味方につけ、欧米や日本に対し優位に立とうとしている。国際政治的にはそう考えるのが自然だ。だがアフリカ側の受け止め方はちょっと違うらしい。

 ▼確かに中国はアフリカで道路や空港を造り、学校や病院を建ててきた。だがそこで働くのはほとんど中国人で、技術も落とさない。その上中国製の安い衣料や薬を売りつける。だから「援助ではなくビジネスだ」「新しい植民地主義」との批判が芽生えている。

 ▼横浜で始まったアフリカ開発会議にはアフリカの全ての国に近い51カ国が参加している。「中国式」ではない援助への期待の表れであるのは間違いない。相手の底力を引き出すという伝統の支援策で応えられるか、日本外交の正念場である。


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