中野笑理子のブログ

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別れの春

2017年03月13日 | 日記
年度末のこの時期、社内の人事異動などもあり、所属している部では、2人が去り、そして1人が新たに入ってきます。
そして取引先からも、異動の挨拶や引き継ぎに来られる方も多く、春だなぁ、と思う今日この頃。
人でも物でも、最初は役に立っていても、年月を過ごし役に立たなくなってしまったり、更には邪魔になってしまうこともある。
それはその人自身が変わった場合もあるけれど、そうではなく会社の方針や経営状態によって左右されることの方が多い。
それでも何とかその人を活かせる場を探して、提供してくれる経営者もかつてはいました。
けれど今は、そうでない場合が圧倒的に多いと感じます。
それはやはり、かつてのように社員は宝なのではなく、殆どが歯車のような部品のひとつと考えられているからなのでしょう。
社内外で、そうとしか思えない事例を何度も見てきました。
では宝とされる社員とはどんな社員なのかを考えてみると、それは経営者によって大いに変わるということもわかりました。
仕事のできる社員が大切にされると思いきや、どっこい仕事はできなくてもイエスマンを大切にする会社もあります。
そういう会社は、将来的に不安を感ぜずにはいられない。
けれど殆どの人がそうは感じていても、家族もあるし、家のローンもあるしで、長いものには巻かれてしまうのです。
ああ、無常。
当たり前の毎日、常ならざりし。
人の出入りを見ていて、いつも思います。
特に今年の春は、一層強く感じるのでありました。