goo blog サービス終了のお知らせ 

中野笑理子のブログ

写真付きで日記や趣味を書くならgooブログ

絵画のような窓

2018年06月19日 | 日記
昨日の今日で、電車に乗る時、どうか余震が来ませんように、と祈ってしまう。
特に電車が地下に入る時など、体がこわばってしまうような気がして、落ち着かない。

帰りのバスで、途中から乗って来たちょっと挙動不審な人が真後ろの席に座り、何度も大きなため息をつき、今もしも後ろから切りつけられたら終わりだな、と思ったりして落ち着かない。

今まで何とも思わなかった日常が、生命に関わるほどの危険と隣り合わせの場合もあると思うと、本当に落ち着かない。
朝、家を出たら無事に会社に着けるように、夕方、会社を出たら無事に家に帰れるようにと、心の中で祈っている自分がいる。

考え過ぎかもしれないけれど、戦場やホラー映画の主人公でなくても、明日の命の保証なんて誰にも無い。
だからといって、ずっと家に閉じ籠っている訳にもいかない。
お腹が空けば買い物へ行くし、買い物をするためのお金を稼ぐために仕事にも出かけなければならない。
そう思うと、どんな人でも主人公たり得る毎日を過ごしているのだと思う。

そんな思いを抱えながら帰って来た時に見た風景は、ひとつの窓だけが絵画のように光っていたのでありました。
コメント (2)