山田風太郎先生のエッセイの中に、戦時中を思えば信じられないほどの何千何万という商品に溢れるデパ地下の食料品売場を歩いていた時のことが書いてあり、「家を売ったらその金でここの品物が全部買えるかね?」と先生が奥様にお訊きになったら「ばかね」と言って笑われた、という文章がありました。
この「ばかね」というセリフ。
未だに男性に対して、ワタクシ言ったことがありません。
関西生まれの関西育ち、悲しい哉どうしても「バカ」ではなく「アホ」と言ってしまいます。
また関西人は「アホ」と言われて笑える人でも、「バカ」と言われたら怒る人が多いのも事実であります。
しかし女性が男性に向かって言う「ばかね」というこのセリフ、なんだか艶っぽいというか、変なところで感心してしまったのです。
もしも言うならどんなシチュエーションになるのかと色々考えてみましたが、自分が言うのを想像すると、まったくもってサマになりません。
夫で試してみようかとも思いましたが、犬も食わない喧嘩に発展する恐れもあります。
関西女の哀しさをひしひしと感じながら、一度でいいから言ってみたい「ばかね」なのでありました。
この「ばかね」というセリフ。
未だに男性に対して、ワタクシ言ったことがありません。
関西生まれの関西育ち、悲しい哉どうしても「バカ」ではなく「アホ」と言ってしまいます。
また関西人は「アホ」と言われて笑える人でも、「バカ」と言われたら怒る人が多いのも事実であります。
しかし女性が男性に向かって言う「ばかね」というこのセリフ、なんだか艶っぽいというか、変なところで感心してしまったのです。
もしも言うならどんなシチュエーションになるのかと色々考えてみましたが、自分が言うのを想像すると、まったくもってサマになりません。
夫で試してみようかとも思いましたが、犬も食わない喧嘩に発展する恐れもあります。
関西女の哀しさをひしひしと感じながら、一度でいいから言ってみたい「ばかね」なのでありました。