新・節約ランニング生活

2023年に引越してきました。ランニングで資金を貯め、それをベースに大会参加します。当面の目標は「古希サブ4」です。

オホーツク網走マラソン完走記-その1

2023-09-26 19:09:45 | マラソン大会
9月26日(火) 曇り(札幌)

昨日に続いて、オホーツク網走マラソン完走記-その1です。スタート後の顛末ですが、今日は中間点付近まで書きます。

***完走記-その1***

スタート後、東京農大の学生諸君が大根踊りをしている前を通過した。ゲートを通るときにスタート時のロスタイムをチェックすべきだったが失念。普通ならば1分以上かかるので今か今かと時計を気にするのだが、ウェーブスタートのためあっさり通過してしまったのが原因である。

すぐに鏡橋を渡る。ここは確かに狭いのだが、元々細長い列なので全くストレスなく渡れた。よく考えられているのは運営が上手いからであろう。ただ、これ以上参加者が増えると今のスタート地点では狭すぎるかも。なお、今回のフルの参加者は2000人弱だったようだ。


橋を渡ってすぐに左折して国道へ。道も広くなり、声援も多くていよいよだなと気合も入ろうというものだ。しかしながら、やはり右足が気になる。おっかなびっくり着地しながら必要最低限のペースで走った。

1kmを過ぎてタイムをチェックしたところ5分57秒であった。ここでスタート時のロスタイムチェックを忘れたことに気づく。多分10秒くらいかなと推測、ならば1km5分47秒なので「ゆっくりと入る」の方針通りなので少し安心した。実際にはロスタイムは17秒だったのだが、誤差の範囲なのは幸運であった。

国道をズンズンと東に進み、JR網走駅のところで左折、網走川を渡って能取半島に突入した。最初のうちは住宅地のようなところを走り、平坦で声援もあるので何事もなく進んだ。気持ちには余裕があって、沿道の声援、特に子供には愛想よく手を振って応えた。

3kmを過ぎると海岸線に出た。オホーツク海ははるかかなたまで青い。青い空と青い海、最高である。前の方に岬が見える。割れたように見えるので二つ岩と呼ばれるところだとすぐにわかった。道の右に寄って写真を撮った。本当は右車線を緊急用に空けておかなくてはいけないのだが、前後を確認したので許してくだされ。


4km付近、出ましたカニ汁エイド! できればカニ汁は後半にあってほしいのだが、贅沢は言うまい、ありがたくカニ汁ゲット(写真撮影失敗)。美味しいのだが、さすがにカニの身までほじくっている余裕なし。残念。

5kmを通過した。時計を見ると28分01秒なので、ロスタイムを引いても少し遅めである。まあ、右足のことを考えるとこの程度で充分と思った。その右足だが、鈍痛はあるのだが、普通に走って我慢できる程度の痛みなので、せっかくの網走なのだから普通に走ろうと決意した。と考えているうちに山が近づいてきたぞ。

二つ岩のある岬の付け根のところを上り始めた。これが網走名物前半のアップダウンの開始である。確かに辛い上りなのだが、山坂の多い鎌倉族の私にはそれほどでもない。とはいえ、右足のことがあるので慎重に上った。上り切ると今度は下り。下りこそ脚への衝撃が大きくなるため右足に負担がかからないよう慎重に下りた。周りの人にズンズン抜かれるが気にしないことにした。下ったと思うとまた上り、それの繰り返しである。幸いにしてこの辺りは林の中なので木陰が多くて助かった。ランナーは自然に木陰の方を走るのだが、右側に木陰があるところでは、後ろから来た観察車に「左側に寄ってください」と注意されてしまった。木陰につられちゃいけません。


7.8km地点に自衛隊エイドがあり、トマトとコーラの提供があった。それに何故かイチゴもあったので、ありがたくトマトとイチゴをゲットした。イチゴが超美味しいぜ。

給水については頻繁にあるので全然問題なかった。農大の学生諸君はよく働いていましたね。ありがたいことです。この調子で日本の未来を支えてくだされ。

さて、最初のチェックポイント10km地点である。時計を押して確認すると56分47秒(公式タイムは56分51秒)であった。このタイムの評価は難しいところだ。本来ならば55分で通過したいのだが、アップダウンがあり、しかも右足のこともあるので、こんなもんかとも思った。ただ、このペースが続くならばサブ4ギリギリになってしまう。

とにかく前半アップダウンの終わる17km付近でその後のことを考えることにした。能取岬灯台を過ぎれば上りは終わりのはずだ。

能取岬は想像していたよりもはるかに素晴らしい絶景であった。空、海、草原、灯台しかないのである。観光名所なのだが、売店とかうるさい音楽などはなく、ただ遊歩道があるだけ。ホント、ここは絶景中の絶景であった。マラソン中であることを忘れそうになりながら写真を撮っていた。

コースは灯台を360度ぐるっと回るので四方八方から写真が撮れる。いいねぇ、ここ。




ただし、結構アップダウンがきつい。マラソン中でなければその辺の芝生にごろ寝して空でも見上げたいところなのだが。特に、灯台をあとにして戻るときの坂がきつかった。

この辺りにエイドがあって、いも団子かかぼちゃ団子を狙っていたのだが、残念、取り損ねてしまった。ああ、いも団子…

最後の上りをようやく上り切ってあとはただただ下り、そのあとはほぼ平坦のはずなので、まあ、ホッと一息というところである。少し走って今度はトンネルである。

美崎トンネルという長さ約1kmのトンネルが見えた。噂には聞いていたが、なかなかスケールの大きいトンネルであった。トンネルというと道マラ9km付近の創成トンネルを思い出す人もいるかもしれないが、あんな閉塞感は全くない。何しろ風通しがいいので日差しがない分快適でさえあるのだ。このトンネルなら42kmだって走れてしまうほどだ。トンネルの中に17km地点があった。


トンネルを出て、人家も何もないところをただただ走って、コースはやがて20km地点。すでに能取半島を半周して南に向かう道に入り、右手には能取湖が広がっていた。何となくだけど能取湖よりも網走湖の方がきれいなように感じた。


20kmでタイムチェックすると1時間52分12秒(公式タイムは16秒)であった。細かくは計算できないが、この10kmは55分くらい、つまりキロ5分半ペースなので、ようやく本来のペースに戻ったというところだ。目標タイムを3時間50分にしているため、少なくともキロ5分27秒程度で行く必要があるので、まだ借金が2分以上ある状態。

それを気合で挽回しに行くか、右足のこともあるし、キロ5分半ペースを維持するかで少し悩んだが、やはり目標タイムをブログに書いちゃった手前、3時間50分狙いで行くのが自称プロランナーの矜持ってもんじゃないのかと妙にテンションが上がり、前者の挽回作戦を採ることに決定、右足の痛みも少し軽くなってきたようだし(実際にはマヒしていただけだった…)。

一応中間点でタイムチェックしてどの程度ペースアップすればいいのか定量的判断をするつもりだったが、このコース、中間点の設定がなかったのだ。いきなりの肩透かしであった。

***つづく***

右足くるぶし痛ですが、昨日は腫れてやや黒ずんでいたのが、湿布の効果か黒ずみはなくなっていました。注意すれば普通に歩けるので快復傾向にあるものと思われます。

少しだけでも走って月間300kmにしておきたいところです。

ラン資金     -15533円
月間走行距離    296km
年間走行距離    3114km
コメント
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