9月25日(月) 晴れときどき曇り(札幌)
右足のくるぶしが今日になって腫れて、歩くと痛みます。近くの薬屋で買った湿布薬を貼っていますがしばらくは無理をしない方がよさそうです。昨日頑張り過ぎたのが拙かったか、いやいやその時々での最善を尽くしたのであって全く後悔しておりません。
さて、オホーツク網走マラソン完走記をおずおずと書き始めましょう。まずは「そのゼロ」、スタート地点までです。
***完走記***
JAL2721便にて丘珠空港を発ち女満別空港へ定刻より10分ほど遅れて到着。改めてよく見ると小さな飛行機だな。満席だったのでもっと大きな飛行機を飛ばせば儲かるのでは。
この時点では晴れていたが、空港からバスで北見市に向かう途中で本降りの雨になった。なぜ北見に向かったかというと、北見市は亡き母の故郷であり、母の卒業した北見高女は、現在北見柏陽高校として存続しているので、そこを見ておきたいと思ったのだ。
工業大学入口というバス停で降りると雨が強くて傘なしでは厳しい状況、近くにダイソーを見つけそこまで走って折り畳み傘を購入した。すぐに止んだので雨宿りして待った方がよかったかも。
少し歩いて北見柏陽高校に到着。当然敷地内には入れなかったが、正門前から写真を撮った。広々とした敷地の風格のある高校だった。母の一家は、母が卒業したあとすぐに北見を出て札幌に来たらしい。母の父が早世したことが関係するようなのだが詳しくは知らない。そういうことを母の亡くなる前にきちんと聞いておくべきであった。
目的を果たしたので網走に向かった。この頃にはすっかり晴れて、北海道らしい田園風景が広がっていた。
網走に着き、開会式まで時間があったため徒歩でモヨロ貝塚館に行ってみた。網走川の北側にあり、網走橋を渡ってすぐのところだ。
北海道の古代史は独特であり、普通は縄文時代のあとは弥生時代と習うはずだが、北海道には弥生文化が到達せず、縄文文化が残ったという説もある。そしてオホーツク海側から樺太にかけてオホーツク文化が形成されたらしい。土器を例にとると、縄文式とも弥生式とも異なるオホーツク土器が発掘されていて、このデザインセンスが非常によいのである(個人的感想ながら)。
再現された住居の展示もあったが、結構立派な構造で、祭壇のようなところにたくさんのクマの頭骨を飾る風習があったそうだ。
オホーツク文化がどのようにアイヌ文化へと融合していったのかは今でもよくわかっていないようだが、古代に思いを馳せるのはなかなかロマンがありますな。
さて、かなり話がそれてしまったが本題に戻る。網走川を渡って徒歩でマラソン開会式の行われる市民会館へ向かった。地方のマラソン大会でこういった開会式があるのは珍しいのかもしれない。少なくとも私には初めての経験であった。
最初に市長の挨拶があり、「今年の猛暑でヒマワリ畑がすでに満開を過ぎてしまった、ごめんなさい」とのことだった(もちろんこれだけではないが)。
引き続き、コースの紹介と攻略法、エイドステーションの内容など興味深い情報が提供され大いに参考になった。後半は、金さん、ワイナイナさん、こわだくん(ユーチューバー)の3人+司会者によるトークショーがあってこれも面白かった。
そして、最後にお待ちかねの抽選会。ホノルルマラソンは当たらなくてもランニングソックスくらいは当たるべと思ったのだが、かすりもせずガックシ。でも、抽選会を盛り上げた東京農大オホーツクキャンパスの、孫のような学生諸君はとても若々しかった。
開会式を終わると夕食タイム。ここはカーボローディングのため「ラーメンライスしかないっしょ」とばかりに市民会館近くのだるま食堂というところに突入。ラーメンセットを注文した。ラーメン+ライス+メンチカツである。なお、メンチカツ以外にも春巻きなど選べる。
老人には少々多めだった。少なくともメンチカツはいらなかったようだ。それにラーメンが少ししょっぱすぎたが、一応カーボロードは完了したのでホテルにチェックイン。
明日の準備を進めたが、懸念点であった右足くるぶし内側がやや気になるのである。それも、違和感というより痛みである。重い荷物を背負ってあちこち歩き回ったせいかもしれない。湿布薬を入手しようと近くの薬局を調べたが、どれも「営業時間外」であった。
明日朝の食料を調達するためコンビニに行き、そのついでに冷えピタシートを買ってきて患部に貼ってみた。まあ、ないよりはマシという感じだ。寝ている間に痛みが軽くなればいいのだがと思いながら就寝。
さて翌朝である。5時半に目覚ましを掛けたのだが、5時前に目が覚めてしまった。仕方なく起きて朝食タイム。おにぎり、総菜パン、サンドウィッチなどである。足の痛みはやや良くなったかなという程度。でも本番用のシューズを履くと、自作のオーバープロネーション対策インソールの効果か、何となく普通に走れそうな感じはした。今さらDNSはあり得ないし。
ウェアは、ハーフジップのランTシャツ(黄)、ひざ上タイツ(黒)、ランキャップ(水色)、ヤマチューンのソックス(参加賞)、シューズはハイペリオンテンポである。そして右手首にぶんちゃんワッペン付きリストバンド装着、ペットとして飼っていた、今は亡きぶんちゃん(文鳥)が私の走りを天国から見守っているに違いない。
ゼッケンは、参加賞でもらったのを改良したゼッケンホルダーに付けた。ただ、いろいろと問題もあったので後で触れる。
スタート会場行きのシャトルバスは6時半からなので、6時45分頃バスターミナルに行きバスに乗り込んだが4,5人しか乗っていなかった。そのまま発車し網走駅で10人ほど拾ってからすぐに会場到着。歩いても行ける距離であった。
会場は網走刑務所前で、ある意味観光スポットなのだが、今年は工事のためフェンスが設置されていたのは少し残念。スタート地点を確認したが、ゲートがやたらと狭くて驚いた。この理由は後述する。
早く着き過ぎて時間を持て余した。寒くてウィンドブレーカーを着てじっと待っていたが、トイレが混みそうになってきたので、ウェアに着替えて荷物を預けてからトイレに行って小問題を解決。
スタート時間が迫り、Aブロックを先頭に細長いランナーの行列がウネウネと作られた。全部でJブロックまであるからCブロックの私はかなり前の方だ。もっともブロック毎に1分間隔のウェーブスタートなので後ろの方でもロスタイムはほとんどないはずである。
細長い列にしているのは、スタート直後の鏡橋が狭く、それに対応するためで、その前段としてスタートゲートが狭いのである。パンフレットにも鏡橋を渡って国道に出るまでペースランナーを追い越すなとの記載があった。
列に並んで待っていると前の方から市長の挨拶(開会式での内容とほぼ同じ)、自衛隊によるファンファーレ、続いて東京農大の応援団によるエール(ご存じ大根踊りである)が聞こえた。日曜日の朝早くからありがたいことである。
8時45分になりAブロックスタート、そして8時47分にCブロックがスタートした。さすがウェーブスタート、タイムロスが少なかったが、少なすぎてロスタイムチェックをうっかり忘れた。
天候は晴れ、最高気温19℃、ほぼ無風、つまり絶好のマラソン日和である。
***つづく***
本日、東京マラソンの、3連続落選者対象の枠での当選通知を受領しました。祝当選、かなりうれしいです。2017年の参加以来だから7年振りとなります。
神様が、オホーツク網走マラソンの抽選会で何も当たらなかった老い先短い前期高齢者ランナーを哀れに思ってくれたのでしょうか。
ラン資金 -15533円
月間走行距離 296km
年間走行距離 3114km
右足のくるぶしが今日になって腫れて、歩くと痛みます。近くの薬屋で買った湿布薬を貼っていますがしばらくは無理をしない方がよさそうです。昨日頑張り過ぎたのが拙かったか、いやいやその時々での最善を尽くしたのであって全く後悔しておりません。
さて、オホーツク網走マラソン完走記をおずおずと書き始めましょう。まずは「そのゼロ」、スタート地点までです。
***完走記***
JAL2721便にて丘珠空港を発ち女満別空港へ定刻より10分ほど遅れて到着。改めてよく見ると小さな飛行機だな。満席だったのでもっと大きな飛行機を飛ばせば儲かるのでは。
この時点では晴れていたが、空港からバスで北見市に向かう途中で本降りの雨になった。なぜ北見に向かったかというと、北見市は亡き母の故郷であり、母の卒業した北見高女は、現在北見柏陽高校として存続しているので、そこを見ておきたいと思ったのだ。
工業大学入口というバス停で降りると雨が強くて傘なしでは厳しい状況、近くにダイソーを見つけそこまで走って折り畳み傘を購入した。すぐに止んだので雨宿りして待った方がよかったかも。
少し歩いて北見柏陽高校に到着。当然敷地内には入れなかったが、正門前から写真を撮った。広々とした敷地の風格のある高校だった。母の一家は、母が卒業したあとすぐに北見を出て札幌に来たらしい。母の父が早世したことが関係するようなのだが詳しくは知らない。そういうことを母の亡くなる前にきちんと聞いておくべきであった。
目的を果たしたので網走に向かった。この頃にはすっかり晴れて、北海道らしい田園風景が広がっていた。
網走に着き、開会式まで時間があったため徒歩でモヨロ貝塚館に行ってみた。網走川の北側にあり、網走橋を渡ってすぐのところだ。
北海道の古代史は独特であり、普通は縄文時代のあとは弥生時代と習うはずだが、北海道には弥生文化が到達せず、縄文文化が残ったという説もある。そしてオホーツク海側から樺太にかけてオホーツク文化が形成されたらしい。土器を例にとると、縄文式とも弥生式とも異なるオホーツク土器が発掘されていて、このデザインセンスが非常によいのである(個人的感想ながら)。
再現された住居の展示もあったが、結構立派な構造で、祭壇のようなところにたくさんのクマの頭骨を飾る風習があったそうだ。
オホーツク文化がどのようにアイヌ文化へと融合していったのかは今でもよくわかっていないようだが、古代に思いを馳せるのはなかなかロマンがありますな。
さて、かなり話がそれてしまったが本題に戻る。網走川を渡って徒歩でマラソン開会式の行われる市民会館へ向かった。地方のマラソン大会でこういった開会式があるのは珍しいのかもしれない。少なくとも私には初めての経験であった。
最初に市長の挨拶があり、「今年の猛暑でヒマワリ畑がすでに満開を過ぎてしまった、ごめんなさい」とのことだった(もちろんこれだけではないが)。
引き続き、コースの紹介と攻略法、エイドステーションの内容など興味深い情報が提供され大いに参考になった。後半は、金さん、ワイナイナさん、こわだくん(ユーチューバー)の3人+司会者によるトークショーがあってこれも面白かった。
そして、最後にお待ちかねの抽選会。ホノルルマラソンは当たらなくてもランニングソックスくらいは当たるべと思ったのだが、かすりもせずガックシ。でも、抽選会を盛り上げた東京農大オホーツクキャンパスの、孫のような学生諸君はとても若々しかった。
開会式を終わると夕食タイム。ここはカーボローディングのため「ラーメンライスしかないっしょ」とばかりに市民会館近くのだるま食堂というところに突入。ラーメンセットを注文した。ラーメン+ライス+メンチカツである。なお、メンチカツ以外にも春巻きなど選べる。
老人には少々多めだった。少なくともメンチカツはいらなかったようだ。それにラーメンが少ししょっぱすぎたが、一応カーボロードは完了したのでホテルにチェックイン。
明日の準備を進めたが、懸念点であった右足くるぶし内側がやや気になるのである。それも、違和感というより痛みである。重い荷物を背負ってあちこち歩き回ったせいかもしれない。湿布薬を入手しようと近くの薬局を調べたが、どれも「営業時間外」であった。
明日朝の食料を調達するためコンビニに行き、そのついでに冷えピタシートを買ってきて患部に貼ってみた。まあ、ないよりはマシという感じだ。寝ている間に痛みが軽くなればいいのだがと思いながら就寝。
さて翌朝である。5時半に目覚ましを掛けたのだが、5時前に目が覚めてしまった。仕方なく起きて朝食タイム。おにぎり、総菜パン、サンドウィッチなどである。足の痛みはやや良くなったかなという程度。でも本番用のシューズを履くと、自作のオーバープロネーション対策インソールの効果か、何となく普通に走れそうな感じはした。今さらDNSはあり得ないし。
ウェアは、ハーフジップのランTシャツ(黄)、ひざ上タイツ(黒)、ランキャップ(水色)、ヤマチューンのソックス(参加賞)、シューズはハイペリオンテンポである。そして右手首にぶんちゃんワッペン付きリストバンド装着、ペットとして飼っていた、今は亡きぶんちゃん(文鳥)が私の走りを天国から見守っているに違いない。
ゼッケンは、参加賞でもらったのを改良したゼッケンホルダーに付けた。ただ、いろいろと問題もあったので後で触れる。
スタート会場行きのシャトルバスは6時半からなので、6時45分頃バスターミナルに行きバスに乗り込んだが4,5人しか乗っていなかった。そのまま発車し網走駅で10人ほど拾ってからすぐに会場到着。歩いても行ける距離であった。
会場は網走刑務所前で、ある意味観光スポットなのだが、今年は工事のためフェンスが設置されていたのは少し残念。スタート地点を確認したが、ゲートがやたらと狭くて驚いた。この理由は後述する。
早く着き過ぎて時間を持て余した。寒くてウィンドブレーカーを着てじっと待っていたが、トイレが混みそうになってきたので、ウェアに着替えて荷物を預けてからトイレに行って小問題を解決。
スタート時間が迫り、Aブロックを先頭に細長いランナーの行列がウネウネと作られた。全部でJブロックまであるからCブロックの私はかなり前の方だ。もっともブロック毎に1分間隔のウェーブスタートなので後ろの方でもロスタイムはほとんどないはずである。
細長い列にしているのは、スタート直後の鏡橋が狭く、それに対応するためで、その前段としてスタートゲートが狭いのである。パンフレットにも鏡橋を渡って国道に出るまでペースランナーを追い越すなとの記載があった。
列に並んで待っていると前の方から市長の挨拶(開会式での内容とほぼ同じ)、自衛隊によるファンファーレ、続いて東京農大の応援団によるエール(ご存じ大根踊りである)が聞こえた。日曜日の朝早くからありがたいことである。
8時45分になりAブロックスタート、そして8時47分にCブロックがスタートした。さすがウェーブスタート、タイムロスが少なかったが、少なすぎてロスタイムチェックをうっかり忘れた。
天候は晴れ、最高気温19℃、ほぼ無風、つまり絶好のマラソン日和である。
***つづく***
本日、東京マラソンの、3連続落選者対象の枠での当選通知を受領しました。祝当選、かなりうれしいです。2017年の参加以来だから7年振りとなります。
神様が、オホーツク網走マラソンの抽選会で何も当たらなかった老い先短い前期高齢者ランナーを哀れに思ってくれたのでしょうか。
ラン資金 -15533円
月間走行距離 296km
年間走行距離 3114km