2月7日で「侍戦隊シンケンジャー」が最終幕を迎えてしまい、
深刻な「シンケンジャーロス症候群」に陥るかと危惧していましたが、
終わった次の週にGロッソで生サムライ観て、
帰ったらバンクーバー始まって(※)、
(※ わたしにとってのバンクーバーはフィギュアスケート、ペアSP~エキジビションまでが、わたしのバンクーバー)
加えてあさって水曜日からは京セラドームB'zです。
バンクーバー後半とまともにかぶって、京セラドームB'zです。
いまのところ、これらのどたばたで気がまぎれていますが。
B'zとバンクーバー終わった途端来るか、
はたまた四月末、ファイナルライブツアー観た後か、
それとも六月リリース「帰ってきたシンケンジャー」が届いた後か、
はたまた来年一月(たぶん)公開予定「天装戦隊ゴセイジャーVSシンケンジャー」まで持ちこたえた挙句のその後か。
■ 「雪」は「Xue」。
先日の日記で「申雪」は「SHEN Zue」でカタカナ表記するなら「シェン・ズエ」などと書きましたが、
すんません、見直したら、「雪」は「Xue」で「シュエ」でした。
そんでもって中国人選手、表記は苗字が先ですが、
ペアんとき、苗字が一緒でわかりやすい「張丹張昊」んとこで確認してみたら、
場内コールんときは聴き馴染んだ「ダンジャンハオジャン」、名前が先で苗字が後でした。
■ 西岡孝洋。
男子SPは関西TV(フジ系列)放映だったが、
男子LPはMBS(TBS系列)放映であった。
そしてMBSでも、実況は西岡孝洋であった。
4チャンネルから西岡孝洋の声が聞こえてくる不思議…。
しかし今回、いつもほど語らなかったわね、西岡孝洋。
初めてのオリンピック実況で抑制しすぎたのかな、西岡孝洋。
彼の実況でこれまでで一番心に残っているのは、2007年の世界選手権男子LP、ステファン・ランビエールのときである。
「ランビエールがあえて選んだ茨道。
三連覇への挑戦。
得点差だけ見れば、その光は遠くへかすんで見えます。
しかし、この新しいプログラム、公式練習で見る限り、名作の予感」
「王者の意地を見ました。
王者の誇りを見ました。
このプログラムが滑りたかったからこそ、あえてランビエールは東京へやってきました。
もはやフィギュアスケート、スポーツの枠をこえて、ストレートラインは芸術の域まで達しているようだ」
2007年のこのランビエールの「ポエタ(番組内で紹介されてたときは「フラメンコ」)は、いまだに旧東芝くんに残してあって、残してあるもんだから見返しやすいこともあってもう百回くらい観ているが、
西岡孝洋のこの語りも込みで、いまだに見飽きない。
が、百回くらい見返しているということは、
西岡のこの素晴らしい語りの合間に挟まる国分太一の間抜けなコメントにも、百回くらい殺意を覚えているということか…。
(太一は好きだ。かなり好きだ。が、世界選手権においての太一はとっても邪魔だ)
ちなみに土曜日から始まったダンスの実況は、
従来どおり、刈屋富士雄であった。
■ ダンス。
NHKの放映予定を見てもOD、オリジナルダンスがない。どこにもない。
ので、金曜日、NHKのお客様相談室に電話した。
そしたら、その時点ではやっぱり、放映予定はなかった。
が、応対してくれた相談係の女性がものごっつい感じのいい人だったので、「じゃ、しょーがねーや」な気持ちにさせられてしまった。
ま、今回、NHKでは、放映できない競技をライブストリーミングで流してくれたり、全員ではないが上位十人くらいの演技を、動画クリップとしてアップしてくれてるせいもあったが。
ところが本日、
放映予定を見直してみたら、18時くらいのとこに「アイスダンス オリジナルダンス」の文字がー。
いつ放映決まったんだろう。
わたしはお昼頃チェックして間に合いましたが、気づいたときには手遅れだった人もいるんだろうなあ…。
■ 吾輩のタニス。
が、半被が欲しいという。
TV前で応援するために半被が欲しいという。
どんな半被が欲しいのか、じっくり聞き取り調査してみたところ。
で、
が欲しいらしい。
(半被の原型はここからプリントスクリーンでへちくってきました)
こんなん着たいかにも頭の悪そうなファンに応援されても、
タニスはたぶん嬉しくないと思うわ…。>徹平
■ わたしのオリヴィエ。
コンパルソリのとき、フランスのデロベル&シェーンフェルダーが登場、
滑り始めるときのポーズをとったところでもまた、場内に拍手が起きた。
「おかえりなさい~」というよりはもっとがっつき感のある、
「よっ、待ってましたっ」な拍手のように思えたのは、わたしの気のせいだろうか。
コンパルソリのお題はタンゴ・ロマンチカ。
袖なしのシャツに上着を肩にかけて現われたオリヴィエ・シェーンフェルダーは、ブエノスアイレスのヤクザなナイトクラブオーナーのようだった。
オリジナル・ダンスのフレンチ・カンカンでは、街角の貧しいアコーディオン弾き。
粗野な荒くれ者にもなれば、
素朴で朴訥な田舎者にもなる。
洗練の極みのような上流の紳士にもなれば、
知的で誠実なごくごく普通の男にもなる。
しかし、彼がどんな姿になろうと、そこにいるのは、どうしようもなく大人の男なのだ。
成熟しきった匂いたつような大人の男なのだ。
■ 細いものは速く回る。
毎週日曜夜九時からのNHKスペシャルは今月、冬季スポーツの化物たち、みたいな特集をしている。
いまググってみたところ、
正しくは「ミラクル・ボディ」というタイトルでした。
その第三回は「フィギュアスケート 4回転ジャンプ “0.7秒”の美しき支配者」で、ブライアン・ジュベールのジャンプについて解析していた。
ブライアン・ジュベールはかつて、わたしの中で「ジャンプ・びゅんびゅん丸」であった。
顔はいい。
ジャンプもすごい。
でも、ジャンプ以外はあんまり面白くない。
それが前シーズンくらいからか、
ステップとかが急に面白くなってきたと思ったら、
それまでほとんど転倒知らずだったのが、すててんすててん転ぶようになった。
なんて不器用な奴…。
と思ってたのですが。
ポワティエ大学のラクチュール教授による解析がいつ行われたのか知らないが、
これがいかんかったんちゃうやろかー。
それまで無意識に跳んでたのが、この解析のせいでいろんなデータを詰め込まれ、それ以前みたいには跳ばれへんようになったんちゃうやろかー。
ところでこの番組によると、
太いものより細いもののほうが速く回れるので、フィギュアスケートのジャンプには細いほうが都合がいいのだそうだ。
今回の男子の表彰台、そーゆー細長いのが金と銀で、ちょっとおかしかった。
そういえばライサチェク、
ジャンプの高さはそんなに高くないこと、
Jスポーツだったと思うけど、解説での指摘を聞くまで、ぜんぜん気づいてなかったのよね。
いわれて意識してみたら、ほんとにそんなに高くは跳んでなかったのね。
あの高さでよく回りきれるもんだと不思議に思ってたのが、
これのおかげでやっと合点がいきました。
ところで長くて細いものと短くて細いものだと、どちらのほうが速く回るのだろう。
と織田信成を見てて、ふと。
■ 靴紐。
男子LPが終わったあと、織田信成の靴紐事件について葉子ちゃんからメールが。
「相変わらずのうつけ者っぷり。
ますます好きになりました。(ハート)」
それくらい思うてないとやっとられんわな、信成ファン。
ほんと、常に新しい思いがけないことをやらかしてくれるよな、信成。
でも、靴紐でよかった。
ほんとーによかった。
滑るのを中断してから、審判団前で切れた靴紐見せるとこまでの十数秒、
最悪の想像をしちまったぜ、信成ー。
ところでNHKの放映予定を見ていたら、
右端のラジオのところに「フィギュアスケート」の文字が。
ラジオでフィギュア…。
ラジオでフィギュア…。
ラジオでフィギュア…。
怖いもん聞きたさでつい録音してしまいました。
で、信成のLPんとこだけおすそ分け。
■ 男子初メダル。
高橋の銅が初めてだったのかー。
五十嵐文男あたりが銅持ってそうな気がしてたのは、ただの気のせいだったのかー。
高橋のSP「EYE」も麻薬だ。
しかし、あれ、水嶋ヒロのCMのイメージで滑ってるもんだと思ってました。
で、インスパイア元がCMであれなんであれ、滑りたいものについて明確なイメージを持ってることの強み、みたいなものを感じてたんですが、
誤解だったんですね。
怪我する前からこの曲で滑りたかったんだそうですね。
すまん。
LP「道」は、最初「道」を使うと知ったとき、
「…ザンパノを滑るんか? それともジェルソミーナ?」と首を傾げました。
そうか、村から村へ町から町へと渡り歩く大道芸人たち、だったのね。
■ 四回転。
プルシェンコが「四回転を跳ばなかったライサチェクの金は変だ」とゆってるらしいですが、
四回転はトゥループを二回跳んだけど、アクセルは男のくせに二回転半しか跳ばなかった奴が、堂々四位に入ってまーす。
下手したら、高橋のかわりに銅だったかもしれませんー。
これについてはどうお考えでしょう?>プルシェンコさま
ランビエール、LPの椿姫のアルマンも素敵だったけど、
SPのウィリアム・テル、あれはもう麻薬だわー。
プルシェンコといえば、LPのときに西岡孝洋が。
「プルシェンコは八年間、競技でのジャンプでの転倒がありません」
八年前………、…って、あーーーっっっ!!!
ひょっとしてソルトレイクのあれっ?!
ヤグディン伝説の名脇役になっちゃったあの転倒っ?!
とか思い出しちゃったフィギュアファンも多かろうと。(= ̄∇ ̄=)
しかし、トリノのときは、
金はプルシェンコ、
銀以下をその他みんなで奪い合い、
だったのが、
四年間でみんなここまで化けたり化けたり育ったりしたのねえと感無量。
プルシェンコ、銅でも面白かったのになー。
金銀パールプレゼント♪ならぬ、ひとりで金銀銅メダル各1個づつ持つ男。
■ ダンス。
オリジナル・ダンス、楽しかったわー。
カナダのヴァーチュ&モイアのクライマックス、打楽器の音だけの中のミッドラインステップ、圧巻だったわー。
(かなり前、ロシアがソ連だった頃のソ連のダンスのカップルで、FDのミッドラインステップ、打楽器の音だけってなかったっけ?)
いつもは清楚でかわいらしいテッサ・ヴァーチュがきつい目化粧してるのも新鮮でした。
デービス&ホワイトの印度なダンスも面白かったー。
ドムニナ&シャバリンのアフリカーンも。
ドムニナ、眉毛も面白かった。どうやったらあんな描き方できるんだろ。
リード姉弟の和風テイスト、これは面白かった。リード姉弟見て初めて面白いと思った。
ところでアゴストの顔が変だ。
なんか変だ。
…ひげがないせい?
ひげありのほうが絶対男前だと思うー。
明日はフリーダンス♪
24日が女子SPで、
26日が女子LPで、
28日がエキジビション~♪
が、それが済んだ途端、Jスポーツでは、全米欧州のアナログ放映が始まるのである。
オリンピック、早く焼いて片付けなくちゃ、片付けなくちゃ…。