家の庭で品種改良!

庭でみかんの品種改良やってます

交配後の様子

2023年05月28日 11時38分47秒 | カンキツ

今年は3組の交配を行いました。

・あすみ×ブラッドライム

・あすみ×マメキンカン

・あすみ×西南のひかり

あまり交配親が偏るのもよくないとは思いますが、今回も種子親をあすみとしそこに色々をかけていく形になりました。

 

ブラッドライムはかなり花粉が出る品種なので交配はかなり楽でしたね。

フィンガーライムと違い、栽培品種と同時に開花してくれるのでありがたい品種です。

実もかなりいい感じで膨らんできました。今後が楽しみです


マメキンカン 接ぎ木成功

2023年05月26日 18時57分06秒 | カンキツ

バタバタしている間に5月の末になってしまいました、、

 

さて、4月の初めに接ぎ木をしたマメキンカンですが、いい感じにカルスが形成されていたので根の部分を分離。

無事接ぎ木の成功が確認できました!

この写真は根を分離して一週間たったものですが双葉のあいだから大きな葉が伸びているのが分かります。

活着にかかった2か月ほど成長が止まっていることになりますが、すぐ大きくなりそのブランクも打ち破ってくれると思います

今後の成長が楽しみです

 

ちなみに、甘夏に接ぎ木したものも今日根の部分を切りました。

根を切る際に一個体やらかしてしまったのですが、他は大丈夫そうです♪


カンキツ 交配

2023年05月05日 13時44分21秒 | カンキツ

今年は異常なほどにカンキツの開花が早かったですが、寒い日も続き長いこと開花が続きました。

いつもは平日朝にバタバタと行っている交配ですが、今回はGW期間に落ち着いて行うことができました。

 

せっかくなのでどのように交配をやっているか、ここにまとめようと思います。

(以前、アブラナ科の交配をやっている方に交配の方法を教えてもらったことがあり、カンキツもその方法を応用する形でやっています。もしかするとカンキツでは違う方法を取るのかもしれませんのであくまでの参考までに…)

 

交配は①除雄②交配の二つのプロセスに大きく分けられます。

除雄は名前の通り自家受粉を防ぐためにあらかじめおしべを取り除く作業で、開葯するまえの蕾の段階で行います。

タイミングは開花前ギリギリ。早すぎると蕾が小さすぎて作業が難しく、遅すぎると開葯してしまいます。

また、花弁が開き始めるころには開葯していたりもするので注意が必要です。

 

だいたいこれぐらいの状態の蕾に対して、次ははさみで葯を取り除いていきます。

 

 

このように、私は花弁を切り、葯が見えるようにしたうえで葯を切り取っています。

(はさみは、鼻毛を切るやつを使っています笑。なんだかんだでこれが一番いい、、)

 

 

除雄が終わると、こんな感じで柱頭が飛び出します。この時点で交配をしてもよいのですが、私は一日まって、開花したであろうタイミングで交配をしています。

 

↓こんな感じのタイミングで交配。花弁が開いています。

 

交配がおわったら、袋をかけて他の花粉がつかないようにします。

私は果実袋をかけていますが、しっかり止めないと風が強い日には飛んで行ってしまうので注意が必要です…

 

 

こんな感じで今年は3組み合わせほど行いました。

さぁ、うまくいくでしょうか、、、


実生の植え替え

2023年04月30日 10時01分38秒 | カンキツ

ちょっと更新が遅れてしまいました

さすが春だけあって植物の成長が活発ですね、毎休日ごと全く違う姿を見せてくれます

 

さて、今年は3組の交配を行いましたが、そのうち本命の1組み合わせ、16本の植え替えを行いました

 

今まではこんな感じでギュウギュウでした↓↓

 

これを抜いて、

 

こんな感じで植え替えしました(培養土+庭の土)

 

バーミキュライトを使ってこのような形で播種を行うのは今回が初めてでしたが、かなり作業効率がいいですね。

苗を抜くのも非常に楽でした。来年以降もこのような形でやっていこうと思います

 


接ぎ木とか接ぎ木とか接ぎ木とか…

2023年04月10日 23時08分06秒 | カンキツ

4月になって1週間たちました

今までの経験上、4月10~20日あたりに接ぎ木をすると成功率が高そうなので、

ちょっと早いですが9日に接ぎ木を行いました!

 

基本的にうちで成功率の高い寄せ接ぎを実施しています

根の土を落とすかどうかはなかなか悩みどころなんですが、土を落としたからといって成功率が下がるわけでもなさそうです

結局接げたのは5本。もう少し接ぎたかったんですが、あまり良い枝が台木の方から出ていなかったのでやめておきました

 

次に、マメキンカンのカラタチ台への接ぎ木

 

こんな感じの2,3年物のカラタチに対して、実生のマメキンカンを次のように接ぎ木しました

 

 

こんな苗でも成功するものも成功するんですがやっぱり癒合するまでの水の管理が大変ですね。

ちなみにこっちも5本くらい同様の接ぎ木をしました

 

3週間後くらいには癒合していると思うので、そのころ再度確認を行います

去年からスランプに陥っているので今年こそは成功して抜け出したいものです、、