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家の庭で品種改良!

庭でみかんの品種改良やってます

接ぎ木とか接ぎ木とか接ぎ木とか…

2023年04月10日 23時08分06秒 | カンキツ

4月になって1週間たちました

今までの経験上、4月10~20日あたりに接ぎ木をすると成功率が高そうなので、

ちょっと早いですが9日に接ぎ木を行いました!

 

基本的にうちで成功率の高い寄せ接ぎを実施しています

根の土を落とすかどうかはなかなか悩みどころなんですが、土を落としたからといって成功率が下がるわけでもなさそうです

結局接げたのは5本。もう少し接ぎたかったんですが、あまり良い枝が台木の方から出ていなかったのでやめておきました

 

次に、マメキンカンのカラタチ台への接ぎ木

 

こんな感じの2,3年物のカラタチに対して、実生のマメキンカンを次のように接ぎ木しました

 

 

こんな苗でも成功するものも成功するんですがやっぱり癒合するまでの水の管理が大変ですね。

ちなみにこっちも5本くらい同様の接ぎ木をしました

 

3週間後くらいには癒合していると思うので、そのころ再度確認を行います

去年からスランプに陥っているので今年こそは成功して抜け出したいものです、、

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萌芽早め?

2023年04月02日 18時17分18秒 | カンキツ

4月になりましたね、私もついにM1になりました。

新しい研究室には2月ごろから少しずつお世話になっています。

物理から生物へと大きな変化でしたが改めて専攻を変えてよかったなと感じています。

モチベーションの上がりようが全然違う…笑

このモチベーションのまま駆け抜けられるといいですね

 

さて、うちには一般的な栽培品種のほかに、フィンガーライムやマメキンカンといった品種もいくつかあります。それらの品種は大抵開花が一般的な栽培品種より遅れるのですが、今年はなぜかそういった品種もかなり早い時期から萌芽を始めました

 

これはマメキンカンですが、木の上部で発芽が始まりました。

この調子でいくと、もしかすると栽培品種と開花がかぶるかもしれません

 

 

これはブラッドライム。今年の冬買った品種です。

春の開花が早いという情報を得て買うことにしましたが確かに軽く萌芽を始めています。

 

これはデザートライム。

去年は植え替えのショックか全然萌芽してくれませんでしたが、今年は順調に発芽しています。

 

あとこちらはおまけですがコブミカン

レモンのように新芽が黒々としています、いや、レモン以上か。。。

 

栽培品種は早いものではこれくらい萌芽しています。

逆に遅い品種だとこれくらい⇩ やっぱり差がありますね。

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実生 最近の様子

2023年03月25日 14時12分37秒 | カンキツ

暖かい日が続いていましたが昨日から急に寒くなりましたね

さて、去年交配し先月播種した種ですが、無事発芽し、大きく成長してきました!

大体どの交配組み合わせも双葉が展開してきたころですが、面白いことに双葉の形が種子親によってかなり違いました!

この写真では上があまか、下があすみを種子親とした交配になっています。

形もそうですが、色もかなり違います。

いままではここまで多くの実生を蒔いていなかったため違いが見えにくかったですが、結構違うものですね、びっくりです。

あとはあすみは種子自体が大きい分苗もしっかりしていますね。

軸もかなり太いですし、かなり速いスピードで成長していくんじゃないかと思います♪

 

 

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シキキツ 採種

2023年03月11日 09時59分13秒 | カンキツ

カンキツの多胚、単胚は遺伝的に決まっているものであって、多胚が単胚に対して優勢に働くことが知られています。

しかし多胚の場合、その胚の数にはかなりのばらつきがあり、時に単胚が生じたりもします。

うちで育てているシキキツことカラマンシーもたまに単胚が生じる品種で、毎年、単胚種子の採種を行っています。

 

今年はかなり実が小さかったのであまり数は多くありませんが、おおよそ100粒の種子が取れました。

 

うち、ほとんどが多胚、しかも胚が3以上入るような多胚を示しましたが、3粒だけ完全に単胚の種子が得られました

 

100粒に対して3粒なのでおおよそ3%の単胚率です。

 

特に予定はしていませんが、このように単胚を生じやすい多胚性品種は交配の種子親としても利用可能です。

交配するとそもそもの種子数が減るので当然単胚種子も得にくくなるわけですが、、、

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育種中の苗130

2023年02月26日 18時29分28秒 | カンキツ

今まで交雑した個体の管理は頭の中で行っていたんですが、

さすがに苗の数が増え覚えきれなくなってきたこともありPC上にまとめることにしました。

まとめるといっても家系や系統の番号をつけてPCに残すだけですが、どうやら130くらい実生があることが発覚しました笑

 

県の農業試験場での交雑数と比べれば大した数ではないですが、それらを実がなるサイズまで大きく育てることを考えればかなりやばい量です、、いかにゲノムマーカーが大切かがわかります

今までは本命の交配組み合わせ+ちょっと気になる組み合わせ何組か、を交配してきましたが現実的なことを考えると本命以外はやらなくてもいいかもしれないですね。

 

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