家の庭で品種改良!

庭でみかんの品種改良やってます

シキキツ 採種

2023年03月11日 09時59分13秒 | カンキツ

カンキツの多胚、単胚は遺伝的に決まっているものであって、多胚が単胚に対して優勢に働くことが知られています。

しかし多胚の場合、その胚の数にはかなりのばらつきがあり、時に単胚が生じたりもします。

うちで育てているシキキツことカラマンシーもたまに単胚が生じる品種で、毎年、単胚種子の採種を行っています。

 

今年はかなり実が小さかったのであまり数は多くありませんが、おおよそ100粒の種子が取れました。

 

うち、ほとんどが多胚、しかも胚が3以上入るような多胚を示しましたが、3粒だけ完全に単胚の種子が得られました

 

100粒に対して3粒なのでおおよそ3%の単胚率です。

 

特に予定はしていませんが、このように単胚を生じやすい多胚性品種は交配の種子親としても利用可能です。

交配するとそもそもの種子数が減るので当然単胚種子も得にくくなるわけですが、、、